So-net無料ブログ作成
検索選択

2足のわらじ....ほんもののテノール歌手ヴィットリオ・グリゴーロ☆VideoClip [ヴィットリオ・グリゴーロ]

  ヴィットリオ・グリゴーロ(1977.2.19)は、正真正銘のオペラ歌手ですが、ポップス歌手としてもデビュー、アルバムも出しています。前の記事でも書きましたが、ホームページもオペラ歌手用とポップス歌手用と二つあり、それぞれにプロフィールが、書かれています。両方読み比べると、これがなかなか面白い!

クリック:2008.3ミラノ・スカラ座シャイー指揮、レオ・ヌッチ主演《ジャンニ・スキッキ》フィナーレ
遺産騒動をよそめに、若い二人、ラウレッタとリヌッチョは、互いの愛を確認していたのでした

 オペラ用のホームページは、オペラ歌手になった経緯とデビュー後にどの劇場で何を歌ったか、指揮者、共演者は誰か...と言う内容で、ポップスのアルバムがリリースされていることがちょっと触れられているくらいです。オペラ信奉者、クラシック純粋主義者からは歓迎されないので、あえて書かないということでしょうか。
 しかし、ポップスの方には、ちゃんとオペラ歌手としても活躍しているということも書かれていますし、彼が両方歌う理由も書かれています。オペラ用よりだんぜん面白いです。長いので、へぇ〜...というところだけ紹介します。興味のある方は彼の歌を聞きながらBiographyを読んでみて下さい。

 2006年、バルセロナでクーラ主演の《オテロ》にカッシオ役で舞台に立っている時に、ヴィットリオのニューアルバム"in The Hands Of Love"が、ニューヨークでリリースされた。この時、オペラの舞台に立ち、ポップスも歌う、オペラ歌手が誕生した。
 オペラとポップスの両方をやりたい理由は、「ポップスが好きだけど、身体全体を使いたい、ポップスは大半が息の問題だ。オペラは、横隔膜、つまり身体全体を使うし、マッチョで軍隊的規律があるし、音楽、テンポ、音符などについて知らなければならないし、こういうオペラの訓練,勉強が大好きだから。」と答えている。

 ヴィットリオの学校の送り迎えの車では、父がいつもオペラをかけていて、4才の頃から、家のまわりでオペラのアリアを歌っていた。9才の頃、システィーナ礼拝堂の合唱団に入団するチャンスがやってきた。すぐにソリストに抜擢された。13才の時,ローマ歌劇場の《トスカ》に、羊飼いの少年の役で出演、パヴァロッティを感動させ「ちっちゃなパヴァロッティ」と呼ばれた。父に、「私のためにオペラ歌手になってくれ」と言われ、イタリア人家庭の一人っ子にとって、そういう親の願いは、凄く重みがあるものだった。18才で、ウィーン・オペラ・カンパニーで歌い、23才で、ミラノ・スカラ座で歌った。

 ヴィットリオは、自動車レースが好きで、実際にレースにも出場していたし、レーサーにもなりたかった。ある時、車をぶつけられて肋骨を傷めてローマでのコンサートをキャンセルしたことがあり、その時、自分自身で、どちらかの道を選ばなければならないと思った。レーシングカーを売り払って歌手の道に専念する決心した。
 ヴィットリオは、豊かな才能を中断するのはもったいないという理由で、徴兵を免除された。イタリアで初の徴兵免除だということだ。

 彼の声帯を良好に保つ為には、オペラが有効だということで、ポピュラー活動に関する契約には、『一年に三つのオペラ出演を認める』という条項を加えることを主張した。「オペラは声の体操であり、鍛錬である」と本人も語っている。そうだとすると彼はまさに金メダルのアスリートだ。

オペラでもレパートリーがどんどん増えています。参考までに2008年のオペラとコンサートのスケジュールを。
2008年3月 ミラノ・スカラ座 シャイー指揮《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョ
2008年3月 バレンシア マゼール指揮《ヴェルディ・レクイエム》
2008年6月 ジュネーヴ大劇場 ルイゾッティ指揮《ドン・カルロ》
2008年7月  オランジュ音楽祭 マゼール指揮《ヴェルディ・レクイエム》
2008年7月  パヴァロッティ記念コンサート シカゴ
2008年9月  チューリヒ歌劇場 カリニャーニ指揮《椿姫》TV収録
★2008年11月 WNO ドミンゴ指揮《ルクレツィア・ボルジア》ジェンナーロ

※GrigoloのHPでは《ルチア》になっているが劇場側の発表に従いました

オペラ用のホームページで面白いもの発見。ヴィットリオ・グリゴーロのサイズがすべてわかります。劇場の衣裳用のサイズですね。実に細かい、肘とか膝までの長さ、首まわり、頭まわり、手袋のサイズ、ところが身長はなし、洋服を作る時に身長は必要ないですものね。皆さん、自分と比べてみて下さい。(単位 センチ)
スリーサイズ:胸囲 104、ウエスト 85、ヒップ 99
肩幅 48、股下 89(足,長いね)、靴:27(43)、肩から 160.....

肩から 160センチということは、身長は、183〜185センチかな。

関連記事:
ワシントンのジェンナーロはヴィットリオ・グリゴーロに...オペラ+ポップス歌手☆13才ボーイソプラノMP3


nice!(1)  コメント(15)  トラックバック(1) 

nice! 1

コメント 15

euridice

これだけおもしろいホームページはめったにないですね。
イタリアにもついに登場!(何が?って本物の二足草蛙です^^+)
ということで当方
次はP.ホフマンのポピュラー活動を総括する予定です。
乞うご期待^^;;
by euridice (2008-06-05 20:18) 

hasida

水も滴る魅力的なリヌッチョに単調なラウレッタですねぇ
by hasida (2008-06-05 21:56) 

Sardanapalus

リセウの「オテロ」でのイケメン☆カッシオ役で非常に印象的なグリゴーロですが、ポップス歌手としても活動中なのですね。全然知らなかったのでホームページにも行ってみました。写真の中にタバコを持ってカッコつけているものがありますが、吸うのかな?…あ、このポップスのアルバム、イギリスのCD屋さんに平積みされてたわ(^^)イギリスのロックバンドKEANEの"Bedshaped"をカバーしていたり、なかなか興味深い選曲ですね。オペラのほうも視聴しましたが、明るい声質でロドルフォに良く似合っていると思います。もうすぐドン・カルロデビューですか。これからの活躍が楽しみです。

by Sardanapalus (2008-06-05 23:43) 

keyaki

euridiceさん
クロスオーバーって、オペラ歌手とかテノール歌手といううたい文句を付けていても、せいぜい、声楽の勉強をしたという程度の人たちですものね。オペラ歌手としても一流のこういうタイプはペーター・ホフマン以外には思い浮かびませんね。
>総括
期待してます。
by keyaki (2008-06-06 00:52) 

keyaki

hasidaさん、全部見ましたか?
Nino Machaidzeなんて読むのかしら?
やっとありました。ニーノ・マチャイゼ、1983年生まれだそうです。
ちょっとというかかなり魅力的だとは思えないですけど、特別なにかあるのかしら? けっこうひっぱりだこ状態みたいですけど。
来シーズンのボローニャ歌劇場の《清教徒》でフローレスとペアなんですけど、「間違いであって欲しい、彼女のラウレッタには失望したから...」なんてコメントもあったりしますよ。

>水も滴る魅力的なリヌッチョ
30才にしては、子供っぽいというか可愛いですけど、リヌッチョにはピッタリですね。

by keyaki (2008-06-06 01:37) 

keyaki

Sardanapalusさん
そう、りょーさんのところで話題になりましたけど、その後のことは全然知りませんでした。
9月にはチューリヒにも出演することになっていて、TV収録って書いてありました。

>KEANEの"Bedshaped"をカバーしていたり
はじめて聞きましたが、いい曲ですね。彼はイタリア語で歌っていますが、イギリスで発売したアルバムもイタリア語なんですよね。英語じゃなくても売れるのかしら?
Bedshapedってどういう意味なんですか?
イタリア語では"Così"になってますけど、そういう意味なのかしら。
by keyaki (2008-06-06 01:49) 

hasida

>hasidaさん、全部見ましたか?
書き込んだのはクリップでの感想でしたが、その後で全部見ました。
で、やっぱり同じ感想です。ひっぱりだこ状態ですか、う~ん。
プリマドンナ体形ではない、というだけなら今時珍しくもないし・・・

ヌッチは元気ですね。プッチーニ歌うのはヴェルディより楽なんでしょうか。
by hasida (2008-06-06 22:06) 

keyaki

hasidaさん
ニーノ・マチャイゼは、スカラ座の研修所卒で、スカラ座の誇大広告と言われているようです。スカラ座の研修所卒なんてやまほどいるんでしょうに、やっぱり、贔屓で彼女を特別に売り込んでいるということなのかな....でも観客に受け入れられなければ、それまでですよね。

ヌッチは、来シーズン、スカラ座で「二人のフォスカリ」を歌う予定です。もっと年上のブルゾンも健在ですし、あとに続くイタリア人バリトンって誰だろう.....
by keyaki (2008-06-07 09:32) 

euridice

keyakiさん
>P.ホフマンのポピュラー活動を総括する予定
TBしました。よろしくお願いします。

>ニーノ・マチャイゼ
ラウレッタだけからですけど、
たしかに華がないし・・
ちょっと検索すると
○○じゃなくて、彼女でがっかり・・
みたいな文章がすぐに見つかりますね・・

グルジア出身で、
レイラ・ゲンジェルのコンクールの優勝者なんですね・・


by euridice (2008-06-07 10:06) 

みど

あ、あたしこの公演みました。。。
テノールの声、よかったですよー。ポップス歌手だったんですね。
ラウレッタにはほんと裏切られましたけど。。

いまやってるtraviataは最悪らしいです。。
by みど (2008-06-08 07:50) 

keyaki

みどさん、生でもダメでしたか.....
グリゴロは、今のところ、オペラ歌手の方を本業にしているようです。
なかなかユニークなので、今後注目していこうかと思ってます。

スカラ座の椿姫、これは、もともとアンドレア・シェニエだったのに、マルセロ・アルバレスが降板して、チェドリンスも出産のため(残念ながら流産したそうです)降板したため、演目自体を変えたんですよね。

デヴィーアが歌うはずだったんですが、全部キャンセルしちゃったのかしら。
Irina Lunguという若い美貌のロシア人歌手が歌っているようですね。しかし、ライモンディが若い頃は、地方の劇場で、5,6年修行して、やっとスカラ座というコースが普通だったようですが、最近は、違うんですね。

ところで、イタリアでも映画館でオペラの舞台中継の映画をやるようですね。
6月6日には、ボローニャのクーラ主演のサムソンとデリラを上映したようですが、ご存知ですか。 l’Uci Cinemas Bicoccaという映画館だそうです。
by keyaki (2008-06-08 09:49) 

みど

Deviaのどこわしちゃったらしいですね−。
Irina LunguはYoutubeで聴いたときはしっかりした声の印象でしたがプローバをみた時点では声の飛びはいまいちでした。公演自体をみてないのでなんともいえませんが、行ったひとのお話によるとすごい指揮者にブーイングだとか。。当日買える上の席も安くなってるらしい。。

スカラ、月曜日にショーペロかもって言ってました。
今後、どうなることやらーーーーー。。
とりあえず、今日は研究生のコンサートに行ってきます♪

by みど (2008-06-08 18:42) 

Sardanapalus

>Bedshapedってどういう意味なんですか?
>イタリア語では"Così"になってますけど、そういう意味なのかしら。
お返事が遅くなりました。"Bedshaped"は造語で、直訳すれば「ベッドの形をして」ということですが、おそらく「疲労困憊して、打ちのめされて、ベッドから起きられないような精神状態」という意味ではないでしょうか。もとの歌詞は、旧友もしくは元恋人に捨てられてしまった人が、その相手が失敗してボロボロになって自分のもとに戻ってくるんじゃないかと淡い期待を抱いている歌なのです。イタリア語の"Cosi"って「こんなふうに」とかいう意味でしたっけ?意訳でしょうかね。「こんなふうに(ボロボロに疲れ果てて)自分のもとに戻ってくるはずさ」というように、歌詞の全体の意味から考えれば納得いきそうなタイトルですけど。

クロスオーバー分野でカバーされるロックのバラード曲って、結構あるんですよ。今度記事にまとめてみようかな。
by Sardanapalus (2008-06-18 22:53) 

keyaki

Sardanapalusさん、ありがとうございます。
>その相手が失敗してボロボロになって自分のもとに戻ってくるんじゃないかと淡い期待を抱いている歌

おやまぁ...女にも意地がありますからねぇ...そううまくはね..(笑

>"Cosi"って「こんなふうに」とかいう意味でしたっけ?
そう、そう、とても便利な言葉です。うまくいってる?なんて聞かれたときも、手をひらひらさせて"Cosi、Cosi"と2回いえば、まあ、まあね...ということになります。

イギリスって、クロスオーバー好きなんですね。でもポッツ君でしたっけ、あれは、なんなんだろう。カルーソーなんて思いっきりヘタなのに....
by keyaki (2008-06-19 00:31) 

サンフランシスコ人

指揮者のニコラ・ルイゾッティのクリップ

http://sfopera.com/p/?mID=202

by サンフランシスコ人 (2009-03-15 03:21) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1