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ボエームの聞かせどころ「冷たい手 Che gelida manina」がこんなことに..... [テノールの高音]

 ハイCがあることでもよく知られているテノールの超有名なアリア冷たい手 Che gelida manina」は、ハイCを敬遠して、移調して歌うことでもよく知られています。このアリアについては、「"冷たい手 Che gelida manina"の半音下げの移調は誤摩化し、賞味期限のつけかえみたいなもの...」という記事を書いていますので、参考にして下さい。

 さて、今日の本題、2007年2月25日、チューリヒ歌劇場での公演でのアクシデントです。ロドルフォは、マルセロ・アルバレス、彼は、この時、オリジナルではなく移調して歌うことにしたようですが、オーケストラのライブラリアンのミスでしょうか......交流ブログのMadokakipさんがこんな珍録音をお知らせ下さいました。ミミはノルマ・ファンティーニ 、指揮はカリニャーニ、みんな???だったでしょうね。

 ところで、移調する場合は、アリアのはじめ"Che gelida manina....."から半音下げて歌うのが一般的?かと思っていましたが、アルバレスは、"Che gelida manina....."とオリジナルのキーで歌い始めて、途中の転調するところで移調することにしていたんですね。私は、こういうのは初めて聞きました。もしかしたら、オケもはじめてだったんでしょうか.....それでこんなことになったとか......

 これは、マルセロ・アルバレスがロドルフォを歌った初日(2007.2.25)の事件ですが、チューリヒ歌劇場の記録によれば、その後2月28日、3月4,9日とアルバレスが歌っています。(Archiv: Spielplan 2006/2007)

参考:La Bohème スコア 66〜67頁 Des→As(G)

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Sardanapalus

またまた楽しい録音ありがとうございます。これは歌手がミスしている訳ではないですし、オケのメンバー同士が「あれっ?俺間違ってる?」って探り合いながら演奏をなんとか続けている様子が想像できて純粋に楽しいです(^^)ライブラリアンが移調された楽譜を全員分用意できなかったのでしょうか?きっと終演後の楽屋はこの部分の話題で持ちきりでしょうね。
by Sardanapalus (2012-01-16 20:49) 

keyaki

Sardanapalusさん
これって、アリアの途中の転調のところで移調するという、多分珍しいやり方だと思います。それでついついいつも通りに弾いちゃったとかもあるかもしれませんね。リハーサルはオリジナルでやっていたんでしょうね。
ミミのファンティーニも「あら..どうしましょう」というかんじが、なんか微笑ましい.....
歌手のミスは、みなんドキッとしますが、こういうのはずっこけて緊張がほぐれるかんじもしますね。
by keyaki (2012-01-17 10:36) 

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