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ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表) [オペラの話題]

 今日、ヨナス・カウフマンがスカラ座のカヴァレリアの出演を取り消したことを発表しました。代役は3月5日現在まだ決まっていません。「この時期、家族のそばに居る必要があるという個人的な理由だが、我々は最終的に容認した」そうです。劇場側も納得するような理由なんだと思いますが、だったら、6月7日にソウルのコンサートを追加したのがちょっと解せませんけどね。

Scala, forfait Kaufmann

 更に劇場側の発表によれば、嬉しいお知らせとして、代わりに6月14日(日)にヨナス・カウフマンのオペラ・アリアのコンサート(Jochen Rieder指揮)を開くそうです。

 新国のマイケル・ファビアーノの「芸術上の理由」より腑に落ちますが、「家族のそばに居る必要がある」って気になりますね.....お目出度いこととしては、誰かの結婚、カウフマンの長女って15、6でまだ結婚ってことはないですけど....それとも家族のどなたかが病気だとか(昔、ゲオルギューが娘(姪)が手術するからそばに居てやりたい...とかでキャンセルしたことがある)

 とにかくカウフマンのスケジュールは過密!
◎1月からのスケジュール
1月4日:Wigmore Hall:リサイタル
1月20,23,26,29,31/2月3,6日 ロンドン:アンドレア・シェニエ
2月27日 ローマ/アイーダ(CD録音のため) 17日以前にローマ入り
3月 4 , 7日 メト:カルメン 4日体調不良キャンセル
3月28, 4月6日 ザルツブルグ:Cav/Pag
3月31, 4月3日 ザルツブルグ:ヴェルディのレクイエム
4月15,17,19,22,24,26日 ドイツ国内リサイタル・ツァー
5月4,7,10日 ミュンヘン:運命の力
5月14,16,15,20日 ドイツ国内リサイタル・ツァー
5月23日 シャンゼリゼ:リサイタル
5月30, 6月1,4日 日本リサイタル・ツァー
6月7日 ソウル:コンサート (最近追加)
6月12,15,17,20,23日 スカラ座:カヴァレリア 個人的理由で全公演出演取り消し
6月14日 キャンセルお詫びコンサート
6月27日 ミュンヘン:コンサート

 しかし、6月7日がソウルで、カヴァレリアの初日が12日って、新演出のオペラに出演するのはあり得ないことなので、恐らく、カウフマンとしては日本公演を5月末から6月に持って来た時からスカラ座はキャンセルするつもりだったと思います。スカラ座の発表でもシーズンのはじめにカウフマンから降りたいって言われてた....と書いて有りますし、こういう場合、劇場としては本人の気が変わるのをギリギリまで待つってことなのかな.....ペレイラ氏とは長年の付き合いでツーカーの間柄でしょうから、降板理由も適当に考えたのかも。ま、オペラでキャストを重視する場合は、少なくとも本人サイドの発表があるまで信用できないってことです。

スカラ座発表:Cavalleria rusticana
Jonas Kaufmann rinuncia a Cavalleria ma canta in concerto alla Scala
All’inizio della stagione in corso Jonas Kaufmann ha chiesto al Teatro alla Scala di poter rinunciare alle recite di Cavalleria rusticana programmate per giugno 2015.
Tale richiesta si basava sulla necessità per Jonas Kaufmann di restare, in quel periodo, vicino alla sua famiglia: una motivazione privata che abbiamo infine accolto.
Abbiamo cercato di trovare un’alternativa per garantire la presenza dell’artista alla Scala.
Siamo quindi lieti di poter annunciare Jonas Kaufmann in un concerto di arie d’opera con la Filarmonica della Scala diretta da Jochen Rieder domenica 14 giugno 2015 alle ore 20. Il programma sarà comunicato a breve.


関連記事:
ヨナス・カウフマン ジャパンツアー全滅.....このスケジュールではね....
不運続きのスカラ座 ☆ カウフマン降板(2014.10.3,4 アバド追悼コンサート) ☆ アラーニャ、スカラ座復帰せず! (2014.9.5)
 
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Kinox

「家族の都合」って、お子さんたちとのヴァカンス?、それかもしかして(おなかの中も含めて)新しく家族が増える、とかだったりするのかしらん?、ふふふ。

大物スターがトリッドゥだけ、キャリアピーク時の世界のテナーが両方やんない時代、なんてちょっとさみしいもんですから、わたしはずっと、どうせやるなら片方だけじゃなくて、男らしくCav & Pagの両方やれるようになってからスカラ役デビューすればいいのに、と思ってました。
しかも片方だけならお客さんとしてはやっぱりスター歌手にはカニオ(役後期のドミンゴだってそうだった)の方を歌って欲しいでしょう?
スカラで伝説のテノールが代々やってきた役、過去の名演に太刀打ちできる自信がまだないのかもしれないですけれど・・・

韓国を最近入れたのら、カップリングツアー?、とうとう来日する可能性が高まったわけですね。

メトは月曜からリハーサルだったのにこれなかったんですよね。土曜マチネのためだけに来るのか、来るなら指揮者・共演者はスタアのために(歌手は休喉日を調整して)明日とかにリハーサルしたりしするんでしょうかね。
今シーズン二日しかないメトでの公演、昨日の公演は2階席(グランドティア)で通常の3倍くらいのプレミアついて某サイトでは千ドル近くで売り出してたそうですけれど、スターが病欠するとダフ屋さんたちもがっかりでしょう。

> 新国のマイケル・ファビアーノの「芸術上の理由」
ファビアーノはウェルテルの役デビューはやはりまだ早いと決断、そして何度もやったことのあるリゴレットの方を取ったのでしょう? それはある意味妥当な、「芸術上の理由」ではないかと。メトに出演するような国際的に活躍するような歌手でも「やっぱりレパートリーに入れるのやめた」ってシーズン始まってから降りたりしてますけれど、今回ダブルブッキングな状況になってしまったことは残念としても、うじうじして引きずることなくこれだけ余裕を持って通告したのに免じて、許してあげてくださいませんか?
by Kinox (2015-03-06 01:56) 

keyaki

kinoxさん
オペラってほんと贔屓歌手がいると悩みますね。
子供たちとバカンスだったら、ミュンヘンとミラノって近いから、父ちゃんの舞台を見に来ればいいってことじゃないかなぁ。
もしかして2回目の結婚でファミリーって新しい奥さんのことだったりして。ジューンブライドだし。
確かにザルツブルグでは両方歌うことになってるのでスカラ座でも両方歌いたかったのか、もしかして短いからギャラが半分だとかで拘束される割りに実入りが少ないとかも理由の一つだったりして。
韓国ツァーは、スカラ座をキャンセルした分稼がないとってことでしょう。
しかし、さすがペレイラ、急遽コンサートをやらせちゃうって、まあ、これも双方に利益になることなのでカウフマンも引き受けたんでしょう。

ファビアーノは、ウェルテルをぜひやりたいって言ったということなので、なんでだよってことです。新国はじっくりリハーサルするし待遇もいいみたいなのに、パリと重なって残念だったねってことですね。


by keyaki (2015-03-06 02:42) 

Kinox

> もしかして短いからギャラが半分だとかで拘束される割りに実入りが少ないとかも理由の一つだったりして
メトのキャンセルの場合、それあるっぽいですね。カウフマンは今やミュンヘンだと35Kユーロ要求してるらしいですね。
メトだと今までは一晩$17Kくらい? 今シーズンに入って、ネトレプコやドミンゴなんかは値切りに同意したそうですけれど、それより少なくなってるんでしょう。メトは世界中でやる映画があったりして、ヴィジビリティあるし、ファンのためにも割りにあわなくとも出てくれる音楽家のおかげでわれわれ観客はいい思いをさせてもらってるのかもしれません。

カウフマンについては値下げに同意したかしてないかの話はあったかどうか覚えてませんが、今回の「病気」については地元では信じてない人が多いみたい。
前後に気合入れなければならない演目の合間にさんざんっぱらやった演目を地元の半分以下しか稼げない海外のハウスで二日だけ、しかもカウフマンのようなスターだったら、ラジオ放送くらいで人気度は変化しないし得はない、さらにメトだとホテル代その他自分もちなので、今回は費用対効果が低すぎる、と考えたとしてもてもおかしくないかも。

ちなみにチューリッヒのフィーが業界では一番高いらしい、という話も聞きました
by Kinox (2015-03-11 01:55) 

keyaki

Kinoxさん
メトのカルメンはね....オペラウォッチャーさんたちは、シーズン発表の時からカウフマン本当に歌う気あるの?と思った人がほとんどでしょう。
長期滞在で公演数が多ければ、それなりに実入りはありますけど、2公演のためだけじゃやってられないですよね。
劇場側も、名前は載せとくけど、キャンセルもOKよ、そのかわり来シーズンよろしくね....みたいなことなんでしょうね。
カウフマンはメトだけでなく、いろんなところで同じようなことをやってるんで、フランスのフィガロ紙でも書かれてますよ。
「歌手にとってはオペラ公演よりリサイタルの方が実入りはよい。一部の国ではリサイタルのギャラは数字6桁に達する。従って猜疑心を呼ぶケースも出てくる。カウフマンが14年7月に「運命の力」を健康上の理由でキャンセルし、その2日後にペララダでカタルーニャの太陽の下で絶好調でリサイタルを歌ったことなどはその例。」

>ちなみにチューリッヒのフィーが業界では一番高いらしい、という話も聞きました
それって私の記事かも。
http://keyaki.blog.so-net.ne.jp/2014-12-27
「トップフィー(1万7000€程度)は劇場により差がある。メイエによると「最高ギャラはヴィーンとロンドンでは同額だが、ミュンヘンではそれより4000ユーロ、チューリッヒでは1万ユーロ高い」
でも最近のチューリヒは、トップフィーがもらえる歌手ってあんまり出てないような気がする....

by keyaki (2015-03-11 11:20) 

bchama

カウフマンのカルメン病欠でしたね。3/4、3/7日共にチケットは売り切れていたそうですし、人気のガランチャも出ていましたし、私もアラーニャにするかカウフマンにするか?考えました。

今回は「湖上の美人」が私のメインテーマ、それでアラーニャのカルメンに無難無く日程的にも決めたのです。

第2幕での酒場での、最後のほうでのアリア、ホセがカルメンに切々と愛を歌いますよね、カウフマンがどのように歌うか?会場の反応は?と興味があったのです。会場を大いに引き付けていたのでしょうけどね。

ところで、私の回の2/26日のカルメン、まず会場に着きましたら幕が開いていまして、舞台でトントンと舞台設定していました。

そのうちゲルブが現れたときは、ガランチャかアラーニャが欠場か?と思ったのですが、舞台設定が、あと何分かかかりますので、もう少しお待ちくださいというような内容、会場から安堵の拍手がパラパラとおこり、ゲルブ退場。

やれやれ良かったと思い、なぜかゲルブが良い人のように感じられました。(笑) ゲルブも役者にしたら良かったかな思いました。(笑)

去年のラチヴェリシュィリのカルメンの時は前面にあった兵舎の金網が除けられていたような気がしました。

それで、舞台は始まったのですが、今のガランチャまさに女盛り、素晴らしいカルメンでした。歌も演技も。

アラーニャの調子も良くて、でも少し控えめに演技していましたが。(DVDの時よりも)
今回のガランチャには負けますね。双眼鏡で演技を見るのも少し躊躇するくらいの、舞台から匂ってくるようなカルメンでした。

それで第2幕での酒場での愛を語るシーンはアラーニャは少し控えめに歌っように感じられました。でも、すばらしかった。こなれている歌唱、演技というものなんでしょうか。

でもオペラって出演する役者で舞台の印象も違うし、演出も多少というかかなり変えているのですね。舞台装置はほぼ同じでもずいぶん違ってきますね。

最後の闘牛場のシーンも普通のカルメンの場合は指輪を外して投げつけますよね、ガランチャの時もそうでした。それが普通ですよね。

ラチヴェリシュィリのカルメンの時は指輪を外すことは外すのですが、仕方なくっていう様子で、手渡ししたのです。しぶしぶ返しているという感じですね。そのことで印象は全然違いますよね。もしかしたら演出家が違っていたのかもしれません。

それと、舞台というのは、あの狭い空間だからかもしだされる雰囲気というものが有ります。心を奪う魔力があります。カルメン何回観ても面白い。恐いですね。(笑)

by bchama (2015-03-12 01:45) 

keyaki

bchamaさん
ついでに「マノン」もご覧になって頂きたかった.....
初日9日の放送を聞きましたが、グリゴーロとダムラウすごくよかったです。ひいき目じゃなくです。
ホフマン物語に続き、本領発揮というところでしょうか。
アメリカンってけっこうピューリタンっていうか、グリゴーロがポップスで成功したことが面白くないらしくて、認めない人たちがけっこういるんですよ。

「カルメン」と「湖上の女」両方ともさすがメトというキャスティングですよね。バルチェッローナってメトデビューかと思いましたが、2001年に2回だけアダルジーザ歌ってるんですね。

やっぱり「ティエン!」と叫んで指輪を投げつけるのがカルメンらしくていいですね。
しぶしぶ、いやいやではルチアみたい...

演出家と歌手が話し合って決めるんでしょうね。演出家も歌手によって演出を変えるようですよ。ラチヴェリシュィリは、そんな雰囲気だったのかも。
by keyaki (2015-03-12 15:31) 

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