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韓国人テノールの アルフレード・キム(Alfred Kim)逮捕、執行猶予付き8ヶ月の禁固と罰金8000€の判決(2017.3.22) [オペラ歌手]

モネ劇場のラダメスは、いつのまにかGaston Riveroというテノールに代わっています。本人が辞退したのか、劇場側の都合かどうかは分かりませんが.....
(2017.4.8)


◎参考までに「エルナーニ」のレビューと舞台写真
 Tolosa - Théâtre du Capitole: Ernani(2017.3.10)
 それにしてもこのクラスでも「スター・テノール」って書かれるんですね....その方が記事としてセンセーショナルだから? 当然でしょうけど(日本は被害者のことを書き立てるが)被害者の情報ははっきりしませんが、"sa compagne" だそうです。しかし、即、 " violences avec incapacité totale de travail " (ITT:最低 1 か月間の完全労働不能 )による判決が出て、ちゃんと有罪になってますから、やっぱり日本って女性への暴力・レイプに甘い、ほとんど示談ですませちゃうんですからね。
(2017.3.26)


 アルフレード・キム(Alfred Kim 43才、キム・ジェヒョン)は、主役級で、そこそこ世界的に活躍している韓国人テノールのようですが、フランスのトゥールーズ・キャピトル劇場(Théâtre du Capitole de Toulouse 1156席)で「エルナーニ」に出演中に、若い女性を殴ったとかで19日に逮捕拘留、22日に刑事裁判所で8ヶ月の執行猶予執行猶予付き8ヶ月の禁固と罰金8000€の判決が下ったそうです。(フランスでは執行猶予は一般的に5年だそうです)
 ということで「エルナーニ」の最終日(21日)には出演できず、劇場側は公演中止にしたとか.......フランスでは、けっこうニュースになっています。
 これらのニュースを総合すると、アルフレード・キムが滞在中のホテルで、若い女性(奥さんかガールフレンド)の髪をつかんで引きづりまわして彼女の頭を便器に強く打ち付けて、トイレの蓋でしょうね、壊したとか.....ホテルの警備員が警察に通報して、その場で逮捕され拘留されたんだそうです。キム自身は、泥酔していて全く覚えてないと言っているとか。酒乱ってことで、日常茶飯事だったのかも......警備員に見つかっちゃったので大騒ぎになったのかもね。カリスト・ビエイト Calixto Bieitoの演出と混同しちゃったんじゃないの...なんてコメントもあったかな......確かにね。
 トゥールーズの後、ブリュッセルのモネ劇場でラダメス (5/17, 20, 26, 31 & 6/4 )ROHでカラフ(6/16)に出演予定です。

Théâtre du Capitoleからのお知らせ:En raison de l’impossibilité pour le ténor Alfred Kim d’interpréter son rôle, nous sommes au regret de vous annoncer l’annulation de la représentation d’Ernani de ce mardi 21 mars à 20h. Pour les remboursements, nous vous invitons à vous rapprocher du service Billetterie au 05 61 63 13 13. Avec toutes nos excuses.

 それにしてもほとんど中一日(10, 12m, 14, 17, 19m, 21)のスケジュールって、フランスの地方劇場ってこれが普通なのかしら。それで、お酒飲み過ぎってすっごくタフなテノールですね。あら、ミケーレ・ペルトゥージ Michele Pertusi がシルヴァじゃないですか。それにしても、代役がいれば、ニュースにならなかったのではないかと思います...大きな劇場ならなんとしてでも代役連れてきますよね。

 こちらに事件の詳細な記事がありますが、これだとただ一緒にレストランで食事をしただけの?若い女性みたいですけど、彼のホテルについていっちゃったってこと?それで暴行されたわけ? キムさんは、レストランで白ワインを飲んだ後の記憶がないそうです。まあ、真相はよくわかりませんが、この事件で出演できなかったことは確かってことです。

 テノール逮捕と言えば、「ジョン・健・ヌッツォを思い出しますが、その後2年弱のブランクを経て、テノールとして活躍されているようです。
 ベルトランのレイプ〔冤罪らしい)事件なんてのも.....
シュロット契約違反で告訴★☆ナポリの《ロンバルディ》もキャンセル!
ナポリ・サンカルロ《ロンバルディ》いよいよ...ティート・ベルトランは出演

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コメント 2

助六

お久しぶりです。
何度かコメント申し上げようかと思ったこともあったんですが、最近は無精になり毎回そのままになってしまいました。でも定期的にアクセスしてエントリはいつも楽しく拝読し続けてますので、絶対続けて下さいね。

私はエルナーニ大好きですが一度も舞台上演に接したことがないので、この上演には本気で興味引かれてました。82年末のスカラ公演の時はパリにいたのに行かなかった(当時はどうしていいかも分からなかった)のが今でも心残りですし、トゥールーズ公演はキャストも演出もまあまあ、当初は指揮にオーレンが予定されていたのも私にはプラス材料でした。気が付いてみるとキャピトルにも一度も入ったことがないですし。

でもこの時期は色々予定が入ってしまった上、音楽面でもパリでもシャンゼリゼでモンテカルロの「シモン・ボッカネグラ」演奏会形式公演、ネルソンス指揮ヴィーン・フィル、フィルハーモニーでボリショイの「オルレアンの処女」演奏会形式とか逃したくないものが多く、スケジュールの都合がつかず結局トゥールーズ行きは断念しました。仮に行けたとしてもツブれた最終公演ではなかったはずでしたが。

同じ時期のスカラのネトレプコのトラヴィアータも涙を呑んで諦めました。
同時にリヨンでも86年ドレスデンの「エレクトラ」ベルクハウス演出と93年バイロイトの「トリスタン」ハイナー・ミュラー演出を復活上演するという面白い企画があり、こちらは何とか都合がついて出掛けてみました。
こちらも私はリヨンの劇場に入ったのさえ初めてでした。特にバイロイトの「トリスタン」は私も93年のプレミア上演を見てますので、四半世紀を経て再見したかったのですが、何と裏方のスト日に当たってしまい舞台装置と照明は殆ど欠如の上演になってしまい(半額払い戻し)散々でした。多く来ていたドイツ人客に比べればこちらの被害は知れたものですけど。

それでトゥールーズのキムさんの件はODBで知っただけでしたが、検索してみたら随分報道されてるんですね。でも大半は転電記事で、あまり詳しいことは分かりませんね。
相手の女性はいくつかの記事は「sa compagne」としてますから字義通りに取れば行きずりの関係ではない人のはずだけど、直接取材している地方紙「ルプログレ」の記事だと、公判で裁判長がレストランの後にホテルに一緒に帰ったのは「性的関係を持つつもりだったのか」とか訊いてて、キムは否定はしなかったものの「覚えていない」と答えたりしてますから、ということは行きずりだった可能性もアリですね。

因みに判決は執行猶予付き(仏では自動的に原則5年)の禁固8か月です。

Alfredは芸名で本名はJan Hyoung Kim だというのも今回初めて知りました。
まあ最終公演だったのが不幸中の幸いと言うか。劇場側は「知らされたのが遅すぎて代役を手配できなかった」とか言ってるそうですが、エルナーニ役の代役見つけるのはそんなに難しくはなさそうですから、ほんとにそうだったのかもです。

一日おきの上演というのはパリでも地方でも他の国でもそんなに珍しいことではない気が私はしますが、どうでしょうね。今はちゃんと確認する元気がありません。

おまけにオーレンは同時に「エルナーニ」と交互にグルジアで「アイーダ」を振る予定だった。グルジアの方は本当に振ったのか知りませんが、オーレンは2演目往復指揮は過去にもやってますね。

そう言えばそのオーレンもメトでのボエーム上演終了直後に劇場で逮捕され手錠付きで連行されたことがあった。離婚したイタリア人の2番目女房への生活費不払い訴訟で出頭を忘れたせいとかでしたけど。
http://www.nytimes.com/2004/10/30/nyregion/a-night-at-the-opera-then-a-night-in-jail.html

リンク記事拝見したらベルトランの件にも私のコメントが付いてるんですね。
まるで忘れてました。
自分もこういう話、結構好きなんだと気づき一人で笑ってしまいました。

東京はもう桜みたいですね。羨ましい。
by 助六 (2017-03-25 13:45) 

keyaki

助六さん
コメントありがとうございます。

>自分もこういう話、結構好きなんだと気づき一人で笑ってしまいました。

実はちょっと期待してました、助六さんのコメント。

ネットで検索するとフランス語の記事がいっぱい出て来るんですが、ガールフレンドなのか、同僚なのか、奥さん(ではないようです)なのか、行きずりなのかはっきり分かりませんでしたが、どれかでかなり印象が違いますよね。
どの程度の怪我なのかもよく分からないし.....

>判決は執行猶予付き(仏では自動的に原則5年)の禁固8か月

なるほど、執行猶予が8ヶ月じゃないんですね。ずいぶん短い執行猶予だと思いましたが、完璧間違いですね。訂正していただいてありがとうございます。

今後のモネ劇場とかの公演も劇場側が拒否ということはないでしょうね。日本ならあり得ますが。

>一日おきの上演というのはパリでも地方でも他の国でもそんなに珍しいことではない気が

私の目の止まる範囲では、中二日以上が多いです。
パリなんかだと所謂大作は、中二日、小品とか現代もの?は中一日のようです。
http://keyaki.blog.so-net.ne.jp/2017-01-25
パリってクラウス・グートが好きなんですね....ミラーのボエームを捨ててクラウス・グートなんですね。リゴレットもですよね。5月にはグリゴーロですが、9公演もあるんですね。ぜひ一度くらいはご覧になっていただきたいです。
ROHでも伝統的なボエームは今シーズン限りで、リチャード・ジョーンズの演出になるようです。

>東京はもう桜みたいですね。羨ましい。

このところ急に寒くなって、近辺はまだ咲いてないんですよ。

by keyaki (2017-03-25 17:35) 

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