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ファジョーニ演出《ドン・キショット》4幕:ドゥルシネに求婚 [ドン・キショット]

 ドン・キショットは、山賊から奪い返した首飾りを持って、ドゥルシネのもとに。ドゥルシネは大喜び。ドン・キショットは、ドゥルシネに求婚するが、彼女は、笑い転げて、結婚なんて考えられない、自由にさせておいて、と断る。ドン・キショットの落胆ぶりに、ドゥルシネは皆を去らせて、自分がいかに彼にふさわしくない女かを打ち明け、彼に許しを請う。偽りのない本心を語ってくれたことに感謝し、ドン・キショットは彼女を祝福するが、立ち上がる気力も失っている。そんな姿に嘲笑をおくる人々にサンチョは怒りをぶちまける。そして、ドン・キショットを抱きかかえるようにしてその場を立ち去る。※→ビデオクリップはこちら
ライモンディ談:『マスネが《ドン・キショット》を書いたのは、老境に入り、しかも持病もあった晩年ですが、彼は、若いメゾソプラノと恋に落ちました。それ故、この作品は、自伝的要素も含んでいます』

   

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ファジョーニ演出《ドン・キショット》3幕:ラ・シェルラの山中 [ドン・キショット]

 ドン・キショットのセレナードの主題による管弦楽の美しい間奏曲で幕が開きます。ドゥルシネの首飾りを奪い返すために、山賊を追って、ラ・シェルラの山中に、日も暮れ、ドン・キショットもサンチョもくたくたに疲れています。
 サンチョは、草の上に大の字になって寝入ってしまいます。一方、ドン・キショットは「騎士たるもの常に襲撃に備えておかねばならぬ」と、右の写真のように槍を片手に立ったまま、ついうとうと....そこに山賊が現れます。
 山賊は、すべて台詞で、ドン・キショットは、それに対して台詞ではなく歌で応える形なんですが、2000年の新国の公演では、この山賊の台詞をすべて日本語にしました。

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ファジョーニ演出《ドン・キショット》2幕:ゴヤの巨人 [ドン・キショット]


↑プラド美術館の《巨人》
←同じゴヤの巨人ですが

風車を巨人と思い込み、戦いを挑む場面の演出は、ユニークです。暗くて見えにくいですが、じっと目を凝らすと舞台奥にゴヤの巨人の絵が浮かび上がってきます......
↑上のビデオクリップ、力作?ですのでぜひ、ご覧下さい。当たり前でしょうけど、寸分たがわないですよ。
♪2幕のビデオクリップ(抜粋)はこちらでご覧いただけます。→ビデオクリップ《ドン・キショット》2幕

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ファジョーニ演出《ドン・キショット》1幕 [ドン・キショット]

↑写真は、1982年初演の時のRRのドン・キショット
 屋根部屋で騎士物語を読みふけるドン・キショット、次第に妄想の世界へ....続きはビデオクリップでどうぞ。♪↑上の写真をクリックするとビデオクリップのサイトに飛びます
 暗い上、煙幕でほとんど見えませんが、羽ばたくペガサスに乗って,空を舞うドン・キショット、その周りを多数の騎士が囲みます。この部分の音楽は、5幕への短い前奏曲を用いています。ドン・キショットに従う騎士たちは、子供が扮していますが、それがなんとも可愛く素敵です。これ、大人ではダメですね。大きさの問題ではなく、子供の動きだからこそなんです。

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マスネ作曲《ドン・キショット》ピエロ・ファジョーニ演出 [ドン・キショット]

♪VideoClipを視聴するにはQuickTime7以上が必要です。
↑写真は、1982年初演の時のロシナンテとRR
♪写真をクリックするとビデオクリップに飛びます。1986年12月パリ・ガルニエ《Don Quichotte》:プレートルとピアノリハーサル、舞台裏の様子
Prêtre指揮、Faggioni演出、主な出演者:RR,Schwarz, Bacquier, Dietschy, Mahé

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イタリア式?セーター活用術:カマーバンド風はいかがですか [雑談]

 セーターは、ちゃんと着るよりも、肩にかけたり、腰に縛り付けたりするのが好きなのがイタリア人、ライモンディのリハーサルの時の写真とか、映像を見ていますと、必ずといっていいほどセーターを肩にかけています。

←左の写真は、半袖シャツに肩掛けセーター、多分カシミアですね。パリですけど何月頃かしら、暑くも寒くもない季節だとおもいます。

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ロッシーニ作曲《 Mosè in Egitto》《 Mosè》まとめ [モゼ/エジプトのモゼ]


※1988年5月〜6月ローマ歌劇場《 Mosè in Egitto》のリハーサルの様子、紅海に飲み込まれるエジプトの兵士たち、うまく演出されています。バレーの方たちうまいですね。

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一番たくさん歌うのは誰? ☆イタリアオペラのリブレットのサイト [オペラ愛好家のための情報]

★クイズ:オペラ《トスカ》で一番たくさん歌ったり喋ったりしているのは誰ぁれだ!?
 トスカ、カヴァラドッシ、スカルピアの3人の中で、誰だと思いますか?

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ペーター・マーク指揮 1818年版《Mosè in Egitto》Rai3で明朝放送 [モゼ/エジプトのモゼ]

★メモ:この放送の解説者(Lorenzo Chiera)は、キャストを最初と3幕の前と最後に合計3回読み上げましたが、全部モゼを忘れて?ファラオーネから紹介していました。某オペラのサイトで、モゼは誰が歌ったんでしょうか? という質問がありましたが、私はモゼ=ルッジェーロ・ライモンディに決まっているから、省略したんだろうなんて思いました。というのは半分冗談ですけど.....2幕と3幕の間では、各歌手の短い紹介をしていましたが、そこでは、一番にライモンディのことを紹介していましたけど....(2007.7.17追記)

 イタリアの放送局Rai3で、本日15日深夜24時から、ロッシーニの《Mosè in Egitto》が放送されます。日本時間では、16日月曜日の朝7時から...ですよね(夏時間だから)。いつも自信がもてませんが...

★Rai3 《Mosè in Egitto》
↑このページの一番下のチカチカしているバーの下の『Ascolta Radio3』をクリックすると聴くことができます。

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《シチリアの夕べの祈り》テノールの歌のカット☆☆ナタリー・ドゥセのボレロ [シチリアの晩鐘]

 前の記事で取り上げた《シチリアの晩鐘/シチリアの夕べの祈り》、このアリーゴという役は、テノール殺しの難役といわれているそうです。この高音のRe(D)のカデンツァのある歌をカットしても,尚、難役なんでしょうが、今回のパレルモ・マッシモ劇場来日公演の《シチリア島の夕べの祈り》の公演でもあまり話題にされないのは、馴染みのないオペラのせいなのでしょうか。ちなみに、ご覧になった方にお尋ねしたところ、ばっさりカットで、残念!ということでした。
 たまたま、ルッジェーロ・ライモンディには因縁のある演目ということで、私には、まあまあ親しみのあるオペラですので、このテノールのアリアについて、わかったことをメモしておきます。
(写真右上:Segalini著"Ruggero Raimondi"から1978年フィレンツェ:レナータ・スコットとRR)
第5幕:
騎士や娘たちが中庭で、エレナ公女の結婚を祝って合唱し、エレナはそれに応えてボレロ"Mercè diletti amici友よ、ありがとう"を歌う(この曲は、コロラトゥーラお得意のソプラノがコンサートでも取り上げて歌ったりしている)。続いてアリーゴが、永遠の愛を誓うシェーナとメローディア"La brezze aleggia intorno "を歌い、 途中からエレナも加わり、最後に、アリーゴが「父の元にちょっと行くことをお許し下さい。すぐに戻ってまいります」するとエレナが「すぐに戻ってきてくださいね。Addio」アリーゴが「Addio,Addio」と舞台から退場するシーンです。このアリーゴの最後のAddioのカデンツァに高音のRe(D)があります。さて、このアリーゴの3分程度のアリアをどうするかですが以下の三つのパターンがあります。

・楽譜通りにちゃんと歌う
・ばっさり完全にカット
・最後のカデンツァだけをカット、つまりAddioが一回だけになる


私が聴いたり、見た(映像)ものの結果は、以下の通りです。
♪1964年、ローマ歌劇場、ガヴァツェーニ指揮、リマリッリ[完全カット]
♪1970年、ミラノ・スカラ座、ガヴァツェーニ指揮、G.ライモンディ[完全カット]
1973年、スタジオ録音、レヴァイン指揮、ドミンゴ[歌っているが高速で通過]
1974年 パリ、サンティ指揮、ボニゾッリ[歌っている]
1978年、フィレンツェ、ムーティ指揮、ルケッティ[辛うじて歌っている]
1986年、ボローニャ歌劇場 シャイー指揮 、ルケッティ[カデンツァだけをカット]LD
♪1989年、ミラノ・スカラ座、ムーティ指揮、メリット[歌っている] 映像
♪2003年 ブッセート・ヴェルディ劇場、ランザーニ指揮、ズリアン[完全カット] 映像
2004年 チューリヒ歌劇場、サンティ指揮 M.ジョルダーニ[歌っている]
♪2004年、メトロポリタン歌劇場、シャズラン指揮、カサノヴァ[完全カット]
♪2007年 パレルモ・マッシモ劇場来日公演、ランザーニ指揮、ヴェントレ[完全カット]

※ムーティ指揮フィレンツェでは、ルケッティは、最後のカデンツァがちょっと妙なかんじですが、ボローニャでは、この部分だけをカットして歌っています。こうして見てみますと完全カットの方が、伝統的なようですが、私は、完全カットより、いいと思います。

※メリットはロッシーニ風ヴェルディに批判が出たためか、このシチリアのあとで、もう二度とヴェルディは歌わないと宣言したそうです。

※前記事でボニゾッリとM.ジョルダーニの歌唱が聴けます。


 ところで、不思議なのは、ドミンゴなんですが、高音は得意ではないので、舞台では、曲目によって、半音下げて歌うと彼自身が言っています。トロヴァトーレの録音の時は、あの"Di qella pira l'orrendo foco"の最後のハイCに、何回も挑戦して、やっときれいに決まった時は、合唱団、オケ、共演者共々感激して彼の努力を賞賛した、というような 話があるんですが、いとも簡単に、このカデンツァを歌っています。

♫ Mercè diletti amici
ただ、ボニゾッリとかジョルダーニとは、全く違って、Reの音を延ばさず通過しているだけです。高音が得意とはいえ、ロッシーニ歌手であったクリス・メリットも同じような歌い方に聞こえますが、こういう歌い方だと高音も簡単に出せると言うことでしょうか? 
 参考までに、ドミンゴが、舞台でDo(C)を歌うのは、《マノン・レスコー》《仮面舞踏会》《トゥーランドット》の二重唱、《ボエーム》《ファウスト》《トロヴァトーレ》のアリアは移調することにしているそうです。

 この際、せっかくですから、ナタリー・デゥセ Natalie Dessayの"Mercè diletti amici"をアップしました。→

ソプラノ歌手のコンサートでも、音域が広くコロラトゥーラの技巧も要求されるエレナ公女のボレロを取り上げて歌うことも多いようです。

※過去記事で、クリスティーナ・ドイテコムレナータ・スコットのボレロも聴けます。☆歌詞

関連記事:
《シチリアの晩鐘》ボニゾッリのアリーゴとか...M.ジョルダーニも..
レナータ・スコット(1934- ) ☆シチリアの晩鐘アリア
RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ"O tu Palermo"
ヴェルディ「シチリアの晩鐘」1964ー2004主な公演
藤原の「アドリアーナ・ルクヴルール」
マルチェッロ・ジョルダーニがマウリツィオ


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