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シャリアピン自伝 私の生い立ち(1926年著)-2-変声期、放浪 15〜17才 [オペラ関連書籍&雑誌]

↓赤い所が生まれ故郷のカザン、モスクワから800キロ (東京から広島くらい)

 フョードル・シャリアピンFyodor Chaliapinは、1873年2月13日、父イワン、母イェヴドーキヤの長男としてカザンの魚市場通りの借家(大家は商人のリシーチン)で生まれます。兄弟は、弟ニコライ、妹イェヴドーキヤ、10歳下の弟ワシーリー。13歳で小学校を卒業、質屋の出納係として働きますが、父の意向でアルスクの二年制実業学校に入学。結局、家庭の事情で中退して、カザンに帰り、父と同じ郡役所で書記の仕事をするようになります。10歳頃から、教会で歌ったり、曲を作ったり、芝居に夢中で、本の虫......ここまでが前回のお話です。


相変わらずの極貧生活、変声期(15歳):
 父と机を並べて報告書を書く毎日だったが、芝居好きが高じて、友人カミンスキーに誘われて、仮病を使って役所を休み、芝居に出ることになる。ところが、舞台に出て、動くことも喋ることもできず、みんなの笑いものになった上、殴られて追い返され、ショックで三日間も無断欠勤して、役所はクビ、しかし、運良く裁判所の書記に雇ってもらえた。いつも勤務時間内に写しきれない書類を家に持って帰っていたが、あるとき、判決文をどこかの店に置き忘れ紛失、あえなくクビに。今度は、職も見つからず、変声期(15歳)で、コーラスにも誰も雇ってくれなかった。

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iPhone=iPod+携帯電話+ポケットに入るインターネット [パソコン/ネット/YouTube/mp3,mov]

↓画像をクリックするとYouTubeのビデオクリップに飛びます
 iPhoneは、米国では6月29日に発売されました。上のビデオクリップで、どんなものかNYタイムズPogue記者の笑えるレビューでご覧下さい(YouTubeから)。
 日本では当分発売されそうにないですけど、これ、欲しいです。横にしたら画像も勝手に横になるっていいじゃないですか。指先でいろいろできちゃうのも画期的。米国では、並ばないと買えなかったそうですが、AT&Tの携帯の接続環境がずいぶん悪いらしくネットの表示に時がかかるとか、今後の課題もあるようです。
 『ヨーロッパでは、英国、ドイツ、フランスの3カ国で先行発売し、ヨーロッパ全域での販売とアジア展開を来年とする計画。現在は欧州の携帯電話事業者大手4社と交渉に入っており、交渉はいずれも進んだ段階にある』ということなんですが、アジアといっても日本は期待薄でしょうね。

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シャリアピン自伝 私の生い立ち(1926年著)-1-子供時代 [オペラ関連書籍&雑誌]

 『シャリアピンの自伝』をお借りして読んでいます。この自伝は、1926年に書かれた「私の生い立ち」の邦訳が1931年に出版、1932年に書かれた「蚤の歌」は、1940年に出版されました。その後、この2冊の自伝は、1983年4月に「蚤の歌」、5月に「私の生い立ち」という順に復刊されています。後で書かれた「蚤の歌」は歌手生活40年を記念して、「現在に至までの生涯の完全な描写を心がけた」ものであり、「私の生い立ち」は、「幼年時代の記述に多くのページを費やしたが、経歴や芸術上の進歩については、きわめて略画式の表面的な叙述しかない。....主として1905年以前のこと」という内容です。
 「蚤の歌」を読んでから、「私の生い立ち」を読んだほうがいいのではないかとおもいますが、なんとなくちょっと薄い方を手に取って読み始めましたが、なんとも面白いエピソード満載で、笑いながら、あっというまに読んでしまいました。まったく違いますが、なぜか、山本有三(1887.7.27. - 1974.1.11)の「路傍の石」を思い出しました。共通点といえば、時代的にほぼ同じ、極貧の中での少年の成長、やさしいお母さんととんでもないお父さん.....「路傍の石」は暗くて笑えないですけどね。
 こういう時代だったんでしょうが、本当に子供らしい愉快なエピソードがいろいろ、ちょっと紹介してみましょう。

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DVD《ドン・パスクアーレ》発売:ノリーナのびんたに吃驚仰天 [ドン・パスクアーレ]

↓画像をクリック:♪VideoClipを視聴するにはQuickTime7以上が必要です。
 待望の《ドン・パスクアーレ》のDVDが届きました。待望のといいましてもフランスでTV放送されたのを見ましたし、例のごとく、日本語字幕無しですので、また一年後くらいに日本語字幕付きが売り出されるんでしょうね。
 ライモンディが、ドン・パスクアーレを初めて歌ったのは、1997年5月チューリヒ歌劇場で、今回リリースされたDVDと同じアサガロフ演出でした。それ以来チューリッヒでは、このプロダクションは、定期的に上演されている人気の演目で、今年も9月に上演されます。もちろんライモンディ主演です。ドン・パスクアーレの実年齢(70歳)まで、どうでしょうね。

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暑中見舞い:ガランチャ&ネトレプコそれにバルトリ [オペラ歌手]

♪edcさんが、カラスの"Casta Diva"をアップして下さいました。どうぞ!こちらです。(8.12追記) ♪VideoClipを視聴するにはQuickTime7以上が必要です。

 この暑さも吹き飛ぶ、目にも爽やかなガランチャ&ネトレプコ出演のガラコンサートの一部をご覧下さい。
 このコンサートで、ネトレプコが《ノルマ》の"Casta Diva"を歌ったとか....オペラのフォーラムで話題になっていました。
 まだまだイタリアでは、《ノルマ》は特別なオペラなんですね。特にノルマを歌うソプラノは、「ベルカント唱法の名手で、声と技と悲劇的役柄を表現できる風格を持った歌手でなければならない」という、いわばオペラ歌手の横綱じゃないと歌っちゃダメよ、なんていう考えもまだまだ健在のようです。

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誰でしょうね、この二人は?(オペラ雑誌から) [椿姫]


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 l'operaというオペラ雑誌を定期購読しています。今月号は、ルッジェーロ・ライモンディ主演のボローニャの《ファルスタッフ》のレビューもあって『センセーショナルな成功』という見出しでした。
 この雑誌はレビューが早いのと写真がいっぱいなのが特徴ですが、最近の傾向として、見たくないような気持ち悪い写真が多いんですよね。つまり、そういう演出のオペラが多いということなんですが、そういうのはおいておいて、今回は、これなに?なんなのさ? という写真を取り上げました。

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あのジョーン・サザーランドをかつぐ.... [リゴレット]

♪VideoClipを視聴するにはQuickTime7以上が必要です。

 左の本はジョーン・サザーランド(Joan Sutherland 1926.11.7.‐)の自伝です。パヴァロッティは、サザーランドの相手役に抜擢されたことが、世界的に認められるきっかけになったことは有名ですが、ライモンディとの接点はあったのでしょうか。
 ライモンディがデビューした頃にはサザーランドはその超絶技巧のコロラトゥーラですでに世界的スター歌手でしたし、ライモンディもあっというまに主役を張る歌手になってしまったわけですから、共演のチャンスは本当に短い期間でした。サザーランドが得意としたレパートリーでは、バスは、それほど大きな役がなかったこともあるでしょう。

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《ドン・キショット》いろいろ☆★シャリアピン★☆VideoClip [ドン・キショット]

 またまた検索でヒットしたのですが、TAROさんのブログの『ドン・キホーテ~名画と名曲・28』の記事の中で「ドン・キホーテに取材した音楽」が、簡潔にまとめられています。
 マスネの《ドン・キショット》の他にもいろいろありますが、映画『ドン・キホーテ』(監督:ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト、主演:フョードル・シャリアピン、1933年仏)のために、ジャック・イベール(1890-1962)が劇中歌を含む音楽を作曲しています。
★ドン・キホーテの歌 (Chansons de Don Quichotte)
1.旅立ちの歌 Chanson du départ
2.ドゥルシネアに寄せる歌 Chanson à Dulcinée
3.公爵の歌 Chanson du Duc
4.死の歌Chanson de la mort

 上記の4つの歌ですが、私は、マスネのオペラ《ドン・キショット》よりもずっと前にこのイベール作曲の『Don Quichotteの死』を聴いているのですが、これが、シャリアピン主演の映画で歌われているのは、ずいぶん後になって知りました。覚え易く印象に残るメロディーで、シャリアピンによって歌われるのは最後ですが、このメロディーは最初にも使われていますし、途中にもライトモチーフのように現れます。

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ファジョーニ演出《ドン・キショット》5幕:ドン・キショットの死 [ドン・キショット]

 古い森に通ずる道、星がひときわ輝いている。ドン・キショットは大きな木の幹に寄りかかって休んでいる...というのが本来のト書きですが、ファジョーニは、場所を最初の屋根裏部屋に戻し、ドン・キショットは、積み上げられた書物にもたれかかり、その傍らで、サンチョは、ご主人さまを心配して祈っている。目覚めたドン・キショットは、「泣くなサンチョ、自分の病は重い、別れの時が来た、約束した島、夢の島を贈ろう...」と慰める。ペガサスが再び現れ、ドゥルシネの歌声が、聞こえてくるような気がして「彼女が私を待っている...」とつぶやく。そして、しずかに息を引きとる。サンチョは「愛する旦那さま〜」と叫び、すすり泣く。
※→ビデオクリップはこちら 舞台は、ロウソクの光だけのようで非常に暗い
■2003年チューリヒでの公演の時のインタビュー、ファジョーニの演出について
ライモンディ談:『少しも滑稽とか安っぽいということがなく、あらゆることが、熟考されています。日本で、ある観客は、このプロダクションが、こんなにも人々を泣かせるのはなぜでしょうと私に尋ねました。私は、それは、人々の感受性に直接訴えかけるものがあるからだと思います』(チューリヒの前は2000年の新国の公演でした)

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