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グノーの「ファウスト」ワルプルギスの夜 パーペ&グリゴーロ、カウフマン [オペラの話題]

 グノーの「ファウスト」の「ワルプルギス」のシーンは、完全にカットされるか、バレエの部分だけ(20分程度)カットするか.....いろいろな演出がありますが、バレーだけをカットする場合が多いようです。2011年にロンドンとニューヨークで「ファウスト」が上演されましたが、ロンドンはマクヴィカー演出の再演で、メトは新演出でした。メフィストは両方ともパーペ、しかも両方とも映画館でライブ中継されました。

 ROHのは、バレエ付き(といっても当たり前のバレエではないのですが)、メトのはバレエカット版です。
 最近ROHの映像が手に入ったので、ハイライト版を作成してみました。ROHは最近監視の目が厳しくて、動画をアップすると「全世界でブロック」します。しかし、写真に音楽をつけたものはお目こぼししてくれるんです。


FAUST:EvelinoPidò/Vittorio Grigolo, René Pape, Angela Gheorghiu, Dmitri Hvorostovsky(2011.9.24)

 メトのは変にイジッタ演出で、よくない、ゲオルギューが蹴ったのは正解です。普通は、ワルプルギスのジャーンジャジャジャジャーンと過去の美女たちが登場して酒宴がはじまる場面も、ピカーと光って、カウフマンのファウストが眩しいよ....みたいなことをしてますけど、ピカドンのつもりなのか...全部カットでよかったんじゃないの。ゾンビだか、被爆者だかを前にして歌う歌ではないでしょ。

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FAUST:Yannick Nézet-Séguin/Jonas Kaufmann, René Pape, Marina Poplavskaya(2011.11.29)

 一方、マクヴィカーの演出はマンガチックですごく楽しめます。上の動画では割愛しましたが、『ワルプルギスの夜』のバレエも実にユニーク。マクヴィカーは、若返ったファウストの行いをこのバレエで再現、最初は、かわいらしい バレリーナたちが優雅に踊ってますが、そこに大きなお腹をかかえた臨月の踊り子登場.....皆に笑い者にされ、いじめられます。次にファウストが殺した ヴァレンティン登場、またまた踊り子たちにからかわれ刺されます。その後は、踊り子と見物客の男たちが、ハチャメチャ乱痴気騒ぎ、いつものマクヴィカー調の悪趣味だけどたいくつじゃないユニークな『ワルプルギスの夜』なんです。それから、メフィストはクレオパトラとかの美女に混ざって、「美女」 になってます。初演はターフェル、バレンシアではシュロット、今回の再演はパーペが女装を披露しています。

faust_2873549b.jpg_DSF2037.jpgpape_mephisto.jpg


 バレエは、以下の7曲ですが、マクヴィカー演出では、多分2番目の曲をカットしています。あんまり長いと、やり過ぎになっちゃいますから、その方がいいでしょう。
1.ヌビア人の踊り
2.クレオパトラと黄金の杯
3.ヌビア奴隷の踊り
4.クレオパトラとその奴隷たちの踊り
5.トロイの娘たちの踊り
6.鏡の踊り
7.フリネの踊り

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