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ナポリ・サンカルロ劇場2008『イ・ロンバルディ』CSで放送......見逃した! [ロンバルディ/ジェルザレム]


 2008年に、アーウィン・シュロットの理由不明のドタキャンでルッジェーロ・ライモンディがかつぎ出されたナポリ・サン・カルロ劇場『イ・ロンバルディ"I Lombardi alla prima crociata" 』、上演当時からDVDになるという情報があったのですが、やっとCSで放送されました。6月1〜7日まで。

 ところが、私としたことが、最近はヴィットリオ・グリゴーロにかまけていて、ライモンディの情報収集は、ファンのサイトまかせだったので、日本初放送見逃してしまって、今頃あたふたしています。

 実は4月には右のような"unitel classica"の写真を見つけていましたので、いずれはDVDで発売されるのかと思ったのですが、テレビ放送だけで終わることも多いので、とんでもないチャンスを逃してしまったのかも......DVDになったとしても日本語字幕はないでしょうし。もう、これは、クラシカ・ジャパンのリピート放送を期待するしかないようです。

 日本にはテオドッシュウのファンも多いですし、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが.....クラシカ・ジャパンでもちゃんとルッジェーロ・ライモンディの名前を出して紹介してくれているのに......

『この番組は2008年5月にナポリの由緒あるサン・カルロ歌劇場での公演をライブ収録したもの。ヒロインのジゼ ルダはギリシャ生まれの人気ソプラノ、ディミトラ・テオドッシュウ。最初は悪役ながら後半は聖人となるパガーノにベテラン、ルッジェーロ・ライモンディ。 注目はオロンテに扮するファビオ・サルトーリ。世界各地の歌劇場から引っ張りだこのリリック・テノールだ。』

 日々のネット検索は大切ですね......反省......グリゴーロのジャンニ・スキッキが6月にリピート放送されるのは知っていましたから、ちょっとCSのサイトに行ってみればよかったのに.....後悔先に立たず....です。

メモ:unitel classica:rr_lombaldi.pdf

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 [ロンバルディ/ジェルザレム]

[出演] ディミトラ・テオドッシュウ(ジゼルダ/ソプラノ)ルッジェーロ・ライモンディ(パガーノ/バス・バリトン)ファビオ・サルトーリ(オロンテ/テノール) ティト・ベルトラン(アルヴィーノ/テノール)マリア・チョッピ(ヴィクリンダ/ソプラノ)エンリコ・イオーリ(ピルロ/バス)アントニオ・デ・ゴッビ (アッチャーノ/バス)アデリーナ・スカルタベッリ(ソフィア/ソプラノ)ルカ・カザリン(ミラノ司教/テノール)他

雑誌 l'opera の定期購読★ナポリ・サンカルロ歌劇場《ロンバルディ》レビュー [ロンバルディ/ジェルザレム]

 もう3年も前ですが、オペラ専門雑誌についての記事を書いています。イタリアのオペラ雑誌"l'opera"の定期購読は、ネットで簡単に手続きできますということをお知らせしました。実際に4年間、一年毎にネット上から再手続きをして月々順調に届いていましたが、今回は、なぜか、クレジットカードの引き落としはされましたが、いっこうに送ってくる気配がありません。すでに3ヶ月が過ぎましたので、カード会社に調査と返金の手続きを依頼しました。いずれカード会社から返金されますから、損害はないのですが、こういうことは、前のHouse of Operaについで2回目です。
 結局、ちょっと割高(年間4千円位高い)ですが、イタリア書房で定期購読をすることにしました。ついでに届いていないバックナンバーも在庫があったので、送ってもらいました。
 こういうなんだかんだの経緯があって、やっと6月号が手に入りましたので、5月にナポリ・サンカルロ劇場で上演された《ロンバルディ》のレビューと写真を見ることができました。

★レビュー:5月16日ナポリ・サンカルロ歌劇場《ロンバルディ》
67才に手が届こうとしているライモンディの変わらぬ巧さは、キャストの中でも優れたもので、パガーノ役の手本ともいえるものだ。役を演ずるために頻繁な支えが声を変化させたとしても、この人物の特徴を際立たせる演技とともにある....レビュー全文
イギリスの雑誌 "Opera"でも、公演自体もライモンディについても好意的なレビューだったそうです。

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バス歌手の声の成熟と減退☆★《ロンバルディ》4人のテノールとソプラノが歌うアリアMP3


バス歌手の声の成熟と減退☆★《ロンバルディ》4人のテノールとソプラノが歌うアリアMP3 [ロンバルディ/ジェルザレム]

 シュロットの突然の降板で、急に歌うことになった《ロンバルディ》のパガーノ。この役は、若い時に歌う役なんでしょう、ライモンディ自身20代で歌っています。オペラ歌手の声は、キャリアを積むことにより成熟し、40代が、ピークのような気もします。あとは声だけの勝負は厳しいということかな....もちろん役によって違うと思いますが....どんなものか聞き比べてみましょうか。20代から60代、2番目がスタジオ録音、あとは全部ライブです。

RR:1969年(28才)ローマ
パヴァロッティ

レナータ・スコット

1971年(30才)スタジオ録
ドミンゴ
ドイテコム

1984年(42才)ヴェローナ
ルケッティ

リッチャッレッリ

2008年(66才)ナポリ
サルトリ
テオドッシュ

 最新のナポリのは、ちと伴奏がかみあってませんし、しどろもどろっぽいなぁ、まぁ、こういうこともありますでしょう。歌手生活44年の間にフランス語版イエルザレムを含めても30公演程度ですので、慣れた役とはいえませんし。しかし、このあとは、調子をあげて、ぐっとよくなってますから、ご安心をば。
 「声の消耗があるにしても、偉大な経験と舞台上のすばらしい存在感は、すべてを凌駕する....」というようなレビューとか、「同世代の歌手の多くに見られる声の揺れが皆無で、豊かな響きと声量に感服....」という感想もありました。

♪音声ファイルについて:
★上段の音声ファイルは、すべてR.ライモンディのパガーノ
第1幕「復讐」:第2場
パガーノと刺客たちは、兄アルヴィーノの寝室に忍び込み、ヴィクリンダ(兄アルヴィーノの妻)を部屋から引きづり出す。この時は、まだ間違えて父を殺したことをパガーノは知らない。
じつにひどい女だ!私がお前のことを忘れることができると思っていたのか。お前は喜びの絶頂にいて、私は悲しみの底にいていいものか? イタリアの火山が水から養分を得るように私もお前から遠く離れて愛の激情を増大させていたのだ。

★中段の音声ファイルは、オロンテのアリア:カバティーナ"La mia latizia infondere" 〜母ソフィアとの対話〜カヴァレッタ"Come poteva un angelo"
第2幕:第1場 小アジアのアンティオキアの国王の広間、王妃ソフィアとその子オロンテ登場
オロンテは、母にハーレムに捕われているジゼルダのことをたづね、彼女も自分に恋心を抱いていることを知り喜ぶ。「私の喜びを彼女の美しい心の中に浸したい!....」と歌う。オロンテは、改宗してジゼルダと結婚することをうちあける。すでに改宗している母ソフィアは喜ぶ。「天は、こんなに純粋な天使を作っておきながら、どうして彼女の目から真実を覆い隠すヴェールを取り除こうとされないのでしょうか。来て下さい、私を彼女のところに連れて行って下さい....」

★下段の音声ファイルは、ジゼルダのアリア、ドラマティックで、音程の跳躍と管弦楽に張り合う力強さが必要
第4幕「聖墓」:第1場 幻影
ジゼルダは、改宗して息をひきとったオロンテが天から、やさしく語りかける夢を見る。ふとわれにかえったジゼルダが「あぁ、なんという奇蹟、天国が今、暗い部屋に変わった,夢だったんだわ....でも夢ではなかった.....」と力強く歌う

参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
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Rai3生放送:《ロンバルディ》2008.5.20★RR,テオドッシュ,ベルトランMP3 [ロンバルディ/ジェルザレム]

 日本時間で21日の早朝3時半から生放送、久々に自分で録音、途中、1時間40分くらいのところで一回切断しました。やっぱり、起きて見張ってないとダメなんですよね。Rai3の生中継は、必ず幕間に歌手のインタビューがあります。今回は、1幕と2幕の休憩で、あの渦中の人、ベルトランのインタビュー、とても元気ではりきってました。どうやら初役のようで、ヒロイックで難しいがやりがいのある役です.....とか... 次の幕間に、指揮者のモランディとライモンディのインタビューがありました。十何年歌ってない役ですね、と言われて、私にとっては幸運ということかな....

4幕ファイナーレ:ジゼルダ(テオドッシュ)、アルヴィーノ(ベルトラン)、パガーノ(R.ライモンディ)
 ヴェルディ初期の迫力満点のオペラということもありますが、なんかすごい演奏でした。ズンチャカチャチャチャチャの伴奏がにぎやかで大騒ぎ....それに負けないようにソリストも大声大会みたいで、面白かったです。
 このところイタリアでひっぱりだこのテオドッシュは難役を見事にこなしていましたし、ライモンディも最近のどちらかというと軽妙なレパートリーとは違って、もちろん若い時のようなわけにはいきませんが、迫力ありましたよ。
 このオペラは、テノールが二人なんですが、いつもでしたら、三大テノール(パヴァロッティ、ドミンゴ、カレーラス)も歌っている回教徒の王子オロンテに注目なんですが、今回は、渦中の人ベルトランがアルヴィーノ(パガーノの兄)でしたので、ついつい耳がそっちに行っちゃったんですが、オロンテより、出番も歌も多いんですね。初めて気づきました。

2幕3場:アッチャーノの館のハーレム

ジゼルダは、亡き母と故郷をしのびながら、捕らわれの身を嘆く。
♪「たとえこの祈りがむなしくとも "Se vano,se vano e il pregare"」→
突然、アルヴィーノ率いる十字軍と隠者がなだれこんでくる。父娘は再会を喜ぶが、ジゼルダは、回教徒やハーレムの女たちが、殺されたのを見て、父の抱擁を拒む。信仰を異にする人たちが殺しあうことは許せなかったのだ。
♪「それは、神のご遺志ではありません"No!so! giusto causa"」→
異教徒に対する聖なる戦いを神の名において否定する娘ジゼルダの言葉に父アルヴィーノは怒り、剣を振り上げるが隠者とソフィーアに制止される。幕

4幕2場:♪後半の戦闘の場面〜フィナーレまで(上のMP3)
十字軍は、イエルサレムの開放をめざして回教徒と戦いを交える。音楽は、十字軍の勝利を暗示して終わる。
4幕3場:アルヴィーノの陣営
戦いの先頭で瀕死の重傷を負った隠者が、アルヴィーノとジゼルダに助けられ陣営に戻ってくる。死が迫ってを悟った隠者は、自分がパガーノであることを明かす。驚くアルヴィーノとジゼルダ。パガーノは、二人に許しを求める、イエルサレムの町を見ながら死にたいと兄アルヴィーノに頼む。ジゼルダ、アルヴィーノ、パガーノの和解の三重唱と、キリスト教徒たちの神を讚える賛歌で、感動のうちに幕が降りる。

この公演は、9日に亡くなったLeyla Gencer の追悼公演だったのですが、解説者は、レイラ・ゲンチャと言ってました。ライモンディもゲンチャと言っていましたし、イタリアにずっと住んでいて、ミラノで亡くなられたので、ゲンチャは本人公認だと思います。今後は、ゲンチャでいきます。

参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
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ナポリ《ロンバルディ》初日の様子☆★☆ナポリのゴミ問題 [ロンバルディ/ジェルザレム]

 前の記事でも取り上げた、ナポリの新聞(Il Mattino)に初日(16日)の様子が掲載されました。この新聞の1ページにもありますが、ゴミ問題再燃で、観光客がナポリから逃げ出しているとか....日本のネットニュース(伊ゴミ問題に抗議 放火100件)でも取り上げられています。しかし、サン・カルロ劇場は、18日も盛況で満席、観光客もたくさん来ていたそうです。
 歌手については、ちょっとだけ触れられています。「全体として称賛すべき歌手たちのなかでも、1幕の「祈り」の歌が素晴らしく印象的だったディミトラ・テオドッシュ、輝かしく劇的なビブラートのファビオ・サルトリ、切れのいいティート・ベルトラン、いまでも影響力多大な老練の実力者ルッジェーロ・ライモンディが、際立っていた。....」

 同じページに、定期会員のためにホワイエでディナーパーティーが開催されたことが書かれています。初日の公演の後、抽選で当たった100名の定期会員が招待され、《ロンバルディ》に出演した、テオドッシュ、サルトリ、ベルトランも出席したそうです。(2008.5.18 IL MATTINO オンライン49ページより抜粋)
♪5月20日にはRAI3で中継されます。

参考:ナポリのサン・カルロ劇場周辺の地図
※新聞記事の写真のゴミが散乱している通り"via Salvator Rosa"はナポリの中心街よりはちょっと外なんですね。左上のpiazza medaglia d'oroの右側。イタリアヤフーのトップページも、山積みのゴミの異臭に鼻を押えている人の写真ですよ。
参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
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《ロンバルディ》DVD化か...☆R.ライモンディのインタビュー(ナポリの新聞) [ロンバルディ/ジェルザレム]

クリック:ilmattino51RRインタヴュー 5月15日のナポリの新聞" Il Mattino"に、R.ライモンディのインタビューが掲載されました。左の写真をクリックするとオンラインで読めます。
 今回の《ロンバルディ》は、DVDのために録画するんだそうです。R.ライモンディ出演ということで急遽決まったような感じもしますがどうなんでしょう。

 テレビカメラは、サン・カルロ劇場の屋根の上に据えられ、広場の中央には、ナポリとその数々の文化遺産について語るルッジェーロ・ライモンディがいます。これは、ナポリの街の特別映像の撮影で、明日16日からの一流の人気歌手たち、ライモンディ(パガーノ)の他に、ディミトラ・テオドッシュ(ジゼルダ)とファビオ・サルトリ(オロンテ)というキャストによる、《第一次十字軍ロンバルディア人 I Lombardi alla prima CrociataのDVDの特典として付けられるものです。.......

ライモンディさんは、過去にサン・カルロ劇場でしばしば歌って下さっています。よく覚えていますが、最後は4年前の《ファウスト》でした。「私は、いつだってここに戻って来ます。サン・カルロ劇場は、とても好きな劇場なんです。困っていた同僚のアーウィン・シュロットの代役を頼まれた時、迷わず引受けました。私は長期休暇をとることになっていましたが、すぐ中止しました。」....

ところで、ライモンディさんと言えば、やっぱり、ドン・ジョヴァンニを思い出します。ロージー監督の映画もありますし。《ドン・ジョヴァンニ》をまた歌いますか? 「ズービン・メータのためにもう一度《ドン・ジョヴァンニ》を歌うと約束しました。きっと最後になると思います。.....」
2008.5.15 "RUGGERO RAIMONDI«Racconto Verdi, Napoli e i suoi tesori»"より抜粋
♪5月20日にはRAI3で中継されます。
参考:ナポリのサン・カルロ劇場周辺の地図
参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
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ナポリ・サンカルロ《ロンバルディ》いよいよ...ティート・ベルトランは出演 [ロンバルディ/ジェルザレム]

この公演は、9日に亡くなったレイラ・ゲンジェルの追悼公演に..(5月14日 ナポリ)1953年、ここナポリのサンカルロ歌劇場でサントゥッツァを歌いイタリアデビューを果たしました。

 ナポリのテアトロ・サンカルロのホームページは、未だにキャスト変更していませんが、16日からはじまる《ロンバルディ I Lombardi alla prima crociataのパガーノは、シュロットからR.ライモンディに代わりました。右の写真は、ドレスリハーサルの写真だと思います。キャスト変更の記事は、こちら(5月8日)。元々は、シュロットが出演するはずだったことは、いっさい書いてないです。しかし、パガーノは、《ロンバルディ》の主役といえる役ですから、これが日本だと、理由はなんなんだ!ということになると思いますが、さすが、オペラの国、そんなことでは騒がない、ということなのかしら。まあ、「都合により....」なんて文言はなんの意味もないですけど。
*右上のMP3は、改心したパガーノ(R・ライモンディ)と恋人のジゼルダ(ドイテコム)に看取られながら死んで行くオロンテ(ドミンゴ)の三重唱、感動的で美しい曲

 もう一つの注目していたテノールのティート・ベルトランは、出演することになっています。2月の裁判で有罪の判決が出ましたが、無罪を主張して上告しましたので、保釈金を積んで出国が認められたということでしょう。
 《ロンバルディ》では、テノールの役は、オロンテ(回教徒の王子でヒロインのジゼルダと恋仲)とアルヴィーノ(パガーノの兄)とあって、それぞれ重要な役ですが、オロンテは、若手で有望なテノール、アルヴィーノはベテランテノールの役どころで、出番もけっこうあります。
★ベルトラン事件の詳細は、 5月3日の記事とコメントに書かれています。

♪5月20日にはRAI3で中継されます。

参考:《ロンバルディ》《ジェルザレム》録音
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・ヴェルディ《イエルサレム》のソプラノのアリアVideoClip
・ヴェルディ《イエルサレム》VideoClip
・最新の「ロンバルディ」と余談MP3
・パガーノ-Ruggero RaimonVideoClip
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ディスコグラフィー:
Verdi: I Lombardi Alla Prima Crociata / Gavazzeni, Pavarotti, Scotto, et al 1969年ライブ * アーティスト: Giuseppe Verdi, Gianandrea Gavazzeni, Rome Opera Orchestra, Anna di Stasio, Luciano Pavarotti, Mario Rinaudo, Renata Scotto, Ruggero Raimondi




Guiseppe Verdi: I Lombardi * アーティスト: Giuseppe Verdi, Lamberto Gardelli, Royal Philharmonic Orchestra, Ruggero Raimondi, Stafford Dean, Christina Deutekom

ヴェルディ《イエルサレム》のソプラノのアリア [ロンバルディ/ジェルザレム]

婚約者のガストンが生きていることを知り、エレナが有頂天になって歌う歓喜の歌"Quelle Ivresse! Bonheur Supreme!"この歌が無い! 先日入手した1975年フェニーチェ座公演、イタリア語版ですが、数回聴き流して、あれれ、、と気づきました。この歌、けっこう目立つのに無いバージョンがあるとは意外です。
1995年のトリノ公演と、2000年のジェノヴァ公演は両方ともありますが、これまた長さが違います。
追記)このアリアについて興味深い解説のコメントをもらいました。ありがとうございます(2006.5.7)

2000年ジェノヴァ公演
Veronica Villarroel


1995年トリノ公演
Maria Dragoni
◇第2幕1場:パレスチナのラムラの洞窟:
エレナは、ガストンが生きていることを知り、喜びの歌を歌う。
♪生きているのね なんてうれしいことでしょう これ以上の歓びはありません 神様はおまもりくだっさたのですね あの方は潔白だったのです 私の魂はあの方のことを呼び あの方を想い続けました 私の心は喜びに満ちあふれています♪
▼キャスト詳細は、ジェノヴァのサイトでどうぞ。舞台や豪華な衣裳の写真もあります。
▼トリノ公演の方は、間に侍女との会話が入っていて、アリアが2回繰り返されています。キャスト詳細はトリノのサイトでどうぞ。
これは、2006-05-03にご紹介したリハーサルの音源ではありません。ライブ放送の録音です。※録音レベルが低いので、マックユーザーは、shift+コマンド(アップルマーク)、ウィンドウズは、shift+altキーを同時に押して、画面の左のスピーカーマークをクリックして音量を倍にして下さい。
▼あらすじ、CD紹介等は、オペラ御殿をご覧下さい。

関連記事:
▼2006-05-03 ヴェェルディ《イエルザレム》
▼2006-04-28 1965年ライブ《Verdi:ジェルザレム》
▼2005-11-02 ザッカリア. .ほか(2)パガーノ-
▼2005-11-03最新の「ロンバルディ」と余談

▼ビデオクリップはQuickTimeで視聴できます(下記サイトでダウンロード)
ウィンドウズ:http://www.apple.com/jp/quicktime/download/win.html
マックユーザー: http://www.apple.com/jp/quicktime/download/mac.html
注意! QuickTime7がインストールできないシステムの場合は一部再生できないものもありますが、QuickTime6をダウンロードして下さい。
ウィンドウズ:http://www.apple.com/support/downloads/quicktime652forwindows.html


1965年ライブ《Verdi:ジェルザレム》 [ロンバルディ/ジェルザレム]

R. ライモンディ、23歳の時のライブCDリリース!     
ジェルザレム GERUSALEMME(イタリア語)
レイラ・ジェンチェル (Elena)Tolosa伯爵の娘
ジャコモ・アラガル(Gastone)Elenaを愛している
レナート・ブルゾン (Il Conte di Tolosa)
ルッジェロ・ライモンディ (Ruggero)Tolosa伯爵の弟
アイーダ・ メネゲッリ (Isaura)
マッシミリアーノ・ マラスピーナ (Ademaro)教皇特使
、ヴェリアーノ・ルケッティ (Raimondo)Gastoneの従者
アレッサンドロ・マッダレーナ (L'Ermiro di Ramala)
エットーレ・グラチス指揮/テアトロフェニーチェ管弦楽団、合唱団
(1965年5月14日ミュンヘン録音)
1963年にフェニーチェ座で上演されたこのプロダクションは、ヨーロッパ各国で引越し公演を行い成功をおさめました。これは、1965年にドイツのWiesbaden(ヴィースバーデン)5月祭で上演した後の、ミュンヘンでのライブ録音(5月14日)です。恐らくゲネプロの録音ではないかとおもいます。(1963年のルッジェロ役は、ジャンジャコモ・グエルフィ)
この時のR.ライモンディについては、前にもちょっとご紹介した面白い話がありますので、再度記事にします。まさかこの公演のライブ録音が聞けるとは思ってもいませんでした。上の写真でもわかるように海賊盤?の女王ソプラノのレイラ・ジェンチェルあってのリリースだとおもいますが、この先世界的に活躍するレナート・ブルゾンジャコモ・アラガル 、ヴェリアーノ・ルケッティも出演しています。

1964年9月、22歳のライモンディはボローニャ音楽院在学中にスポーレトのコンクールに優勝、そのまま音楽院を中退してオペラ歌手としの道を歩みはじめます。ローマ歌劇場のオーディションを受け代役要員として契約し、先輩達のリハーサルに参加して勉強をしていましたが、12月についにチャンスが訪れます。そのへんのいきさつはこちら RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ
 そしてめでたく1965年に、フェニーチェ座の専属歌手として5年契約を結びます。一年目は、まず、4月にストラヴィンスキーの《オイディプス王》のティレジアス、5月にヴェルディの《ジェルザレム》のルッジェーロ、12月には《ファルスタッフ》のピストーラと《運命の力》のグアルディアーノ神父です。当時は、こんなものだったのか、R.ライモンディが特別扱いだったのかわかりませんが、専属歌手でもちょこまか使われるのではなく、勉強を兼ねた実習生のような待遇だったようにみえます。フェニーチェ座のインテンダントのマリオ・ラブロカが大切に育てようとしていたことには間違いないようです。
 さて、《ジェルザレム》のルッジェーロの役は、小さい役とはいえませんが、この時の演出がジャン・ヴィラールで、その助手を務めていたのが、なんとあのピエロ・ファジョーニだったのです。俳優でもあったファジョーニから舞台でいかに適切に動くかということを学ぶことになった運命的な出会いが、この《ジェルザレム》でした。
ピエロ・ファジョーニR.ライモンディと出会ったときのことを詳しく書いています。


 フェニーチェ座でライモンディと一緒に初めて仕事をしたのは、《ジェルザレム》《ファルスタッフ》の小さな役だった。直ぐ後に初めての大役《ファウスト》のメフィストフェレが続くのだが。1965年の5月から1966年の2月までの数ヶ月の非常に厳しい仕事によって、我々は意気投合した。ルッジェーロは23才、私は28才という若さも手伝って、それぞれのポジションを楽しんだ。決して我々の間には意見の隔たりとか相違、または対抗意識は存在せず、我々の可能性の発見に対する愉快な競争において兄弟のような同志的な繋がりがあった。
 このような若者同士の関係なくして、決して《ボリス・ゴドノフ》《ドン・キショット》のようなオペラで到達した完成度の高い結果を達成することはできなかっただろう。
 この当時のライモンディは、舞台での天分ともいえる歌唱力、声の表現力と威力、それに反して、あの肉体的に不十分なコントロールのコントラストによって、強く印象づけられた。事実、彼は、運動競技と様々なスポーツの実践の経験が充分にあったが、自然な動きができなかった。彼の背の高さはともかく、舞台でのある程度の自然な動きよりも、彼の非常な内気さが優位に立ち、彼の身体を緊張させた。結局、すばらしい声であったが、対立する身体の虜だった。
 時々、非常に難しい音楽のパッセージで、ルッジェーロにこの敵対行動が身体の動き、たとえば、ゆっくりと剣を鞘から抜いたりするような初歩的な仕草までも不自然にした。《ジェルザレム》のリハーサルの時、私は彼に近づいてこう言ったのを覚えている。「剣を手で握って歌うことだけを考えていていいよ。君のために私が剣を鞘から引き抜くから」このように言いながら、剣の柄を握りしめた彼の手の上に私の手を置いて、必要な瞬間を待った。私はなにもできなかった! 私にとってもまた剣を引き抜くことは不可能だった。難しく骨の折れるあの音符を歌っている間、ルッジェーロの腕は、ドン・ジョヴァンニのところにやって来た石の招待客のように硬直していた!※当時ファジョーニはジャン・ヴィラールの演出助手
 私は、彼を愕然として見つめた。その時、私は《サウンドトラック》を支えるために横隔膜を収縮させて必要な最大限に力をふり絞らなければならない中で、また、おそらく内気を克服するために 彼のエネルギーの大部分は彼の身体をこわばらせる付帯的で不毛な緊張によって分散されたことを理解した。
 それは、ライモンディに関しては、彼の独特の性格との対立によってより以上に強く印象づけたかもしれないが、他の若い新人に見られる同じ様な横隔膜の収縮と身体の動きが分離できないためと考えられた。しかし問題は、早く克服されなければならなかった。ピアノの側で何年も声のこと以外はなにも考えないことによって引き起こされた弊害は、後戻りさせることはできない。強力な馬力の車であっても推進装置の管理だけで......クラッチの管理をしてなければ、出発の時にエンジンを"全速力で回転"させても車は動かない! 
 いずれにせよ我々の間には一連の問題に取り組み、お互いに認め合ったことで友好関係が生まれた。最初の結果は、《ファルスタッフ》で判断された。ピストーラ役のルッジェーロは、マエストロ・ラブロカを納得させる演劇的な進歩を達成した。 そこで、ラブロカは私に魅力的な提案をした。「この若者は、舞台上でもっと自由に動ければ、イタリアで1番の新しいバス歌手になる可能性がある。もし君が彼に教える自信があれば、メフィストフェレをやらせようと思うんだが。彼を危険にさらさないように、もう少し待ったほうがいいかもしれないが、どうだろう。」
  私は、ライモンディのために一ヶ月間フェニーチェからは遠いが、気兼ねなく練習するためにローマの自宅で稽古するという条件で大喜びで引き受けた。私は、彼の舞台上のコンプレックスの一部は、新しい役を習得するために同僚の先輩達の前で、彼にとって難しい立ち稽古をしなければならないことへの困惑によるものだと分かっていた。劇場ではすでに準備され、成功させることは絶対不可欠だったし、その自信はあった
 私達は私の自宅で練習を始めた。《オラツィオ・コスタ・ローマ演劇アカデミア"Orazio Costa All'Accademia d'Arte Drammatica di Roma"》で私が習った《パントマイムのメソッド》を基本に多くの若い歌手達に効果的であった教育方法を考案した。..............
   Leone Magiera著"RUGGERO RAIMONDI"《ファジョーニの序文》より 
参考: 《ジェルザレムGERUSALEMME》は、1847年11月26日、パリ・オペラ座初演の《イェルザレム JÉRUSALEM》(仏語)をカリスト・バッシがイタリア語に翻訳したもので、初演は、1850年12月26日、ミラノ・スカラ座。
最近はフランス語の《イェルザレム JÉRUSALEM》の上演が多いようです。

▼レイラ・ジェンチェル (レラ・ゲンチャ、レイラ・ゲンジェル):1928.10.10生まれ、トルコ出身。1950年アンカラでデビュー、イタリアデビューは1953年ナポリ、1957年スカラ座デビュー。
▼レナート・ブルゾン:1936.01.13- イタリア(Br)
▼ジャコモ・アラガル:1939.06.06- バルセロナ(T)
▼ヴェリアーノ・ルケッティ:1939.03.12- イタリア(T)

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▼2005-11-02 ザッカリア. .ほか(2)パガーノ-
▼2005-11-03最新の「ロンバルディ」と余談


最新の「ロンバルディ」と余談 [ロンバルディ/ジェルザレム]

2005年9月にフィレンツェ歌劇場で、「ロンバルディ」が上演されました。
ネットで放送されましたので、一部ご紹介します。
ドン・ジョヴァンニで活躍中の若手歌手、E・シュロットはじめてのヴェルディのようです。
時代を置き換えているようですが、レビューがありますので、こちらでどうぞ。(私は写真を見ただけ)
こんな複雑奇妙奇天烈な内容のオペラの置き換えは、ますます訳が分からなくなるような気がしますけどどうなんでしょうね。憎悪は時代を超えたものですが、父親殺しで、所払いは現代では通用しないですし...

MP3録音内容:
◇パガーノ:憎悪に燃えるパガーノ:
じつにひどい女だ!私がお前のことを忘れることができると思っていたのか。お前は喜びの絶頂にいて、私は悲しみの底にいていいものか? イタリアの火山が水から養分を得るように私もお前から遠く離れて愛の激情を増大させていたのだ。

◇三重唱:ジゼルダ(パガーノの姪)と瀕死のオロンテ、隠者はオロンテに洗礼を授ける。オロンテはキリスト教徒として死んで行く。
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もう一つ、昨日(11-02)ビデオクリップをご紹介しました1984年8月ヴェローナの「ロンバルディ」の最後の場面のハプニングをご紹介します。
最後の場面は隠者が兄アルヴィーノに自分が弟のパガーノであることを告白して、神の御元で死ぬことができる喜びを歌い、一同神を讃えて幕・・という感動的な場面です。
突然、合唱団かエキストラの一人が、突然バタンと倒れます。側にいた人が、ブーツや手袋を脱がしたり、扇いだり介抱してます。イタリアの夏は暑いですからね。その側で、ちらっと見て気にしながらも歌い続けるソリスト。
演奏が終わって、拍手にこたえるためにライモンディが上の方から降りてきますが、駆け寄って「大丈夫ですか」というように声をかけてます。
このビデオは大画面で見るとボケボケなので今まで気づきませんでした。ブログに載せようと編集していて気づきましたので、まあ、興味のある方はどうぞ見て下さい。

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