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謎のLP《Chantons la Revolution》ジャン=クロード・マルゴワール指揮 [RR関連]

◎CDで再販されました。ライモンディが歌っているのは4曲、下のリストに追加します。
(2013年頃)


左の肖像画はオペラ《アンドレア・シェニエ》のアンドレ=マリー・ド・シェニエ(1762〜1794)。クリックするとどういう人物だったか百科事典並の簡単知識が得られます。
《アンドレア・シェニエ》といえばフランス革命、フランス革命つながりで、フランス革命200年記念でリリースされたLPがあります。
《Chantons la Revolution》ですが、録音嫌いのR.ライモンディが、なぜ録音したのかわけのわからないLPです。(残念ながらまだ手に入れていません)

★珍品LP、1989年Malgoire指揮《Chantons la Revolution》:

Chantons-la-revolution_1.jpgChantons-la-revolution.jpg
1.Tarare : Ouverture / Antonio Salieri

2.Tout le monde m'abandonne from Il ré Teodoro / Giovanni Paisiello —
 Ruggero Raimondi

  Paisiello作曲《ヴェネツィアのテオドーロ王"Tout le monde m'abandonne"》
   眠りながら歌っているなんて言われている

3.Tarare : Choeur final de'l acte II / Antonio Salieri

4.Marche des Marseillois / Claude Joseph Rouget de Lisle, arr. Claude Balbastre --
 Ruggero Raimondi

  ランス国歌"Marseillaise"古楽器伴奏のラ・マルセイエーズ 完全版

5.Le chant du départ, Hymne de guerre / Etienne Nicolas Méhul --Ruggero Raimondi
  門出の歌(フランス軍歌)

6.Ah ca̧ ira / arr., Claude Balbastre --Ruggero Raimondi
  サ・イラ Ah ! ça ira(フランス革命歌)アンドレア・シェニエでも使われている
  関連記事2004-12-06《Ah! ca ira!》

7. Paul et Virginie : Ouverture / Rodolphe Kreutzer

8.La carmagnole --Ruggero Raimondi
  ラ・カルマニョール La Carmagnole(フランス革命歌)

9.Marche lugubre / François Joseph Gossec --

10.Tableau des derniers moments et de la mort de Marie-Antoinette / Jan Ladislav Dussek --

11.Tarare : Choeur des esclaves / Antonio Salieri

きのけんさんが、マルゴワールにインタビューした時に、記事にはなっていませんが、このLPの録音の話題がでたようで、その時に、伴奏が古楽器?なので、ライモンディが音程がとれなくて大変だった・・・という話がでたそうです。ネ、きのけんさん。そんなに苦労して録音する必要があったのかしら?
※ Paisielloの《ヴェネツィアのテオドーロ王"Tout le monde m'abandonne"》は、フランス革命と関係ある曲なのでしょうか? ご存知の方、コメントいただけると嬉しいです。


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コメント 11

keyakiさーん!
新国のシェニエの動画がここに出てましたー。(もうご存知ですか^^?)
mms://video.nntt.jac.go.jp/nnt t_wf/andrea_300.wmv
by (2005-12-05 21:07) 

keyaki

りょーさん、そう、いつ頃からかなぁ、ちょっと動画が見られるようになったんですよ。ご存じなかった?
でも、見に行く前に見ない方がよかったんじゃないの? (笑)
今日は、2時からだから、もう帰って来たんですね。どうだったかな?
by keyaki (2005-12-05 21:18) 

Bowles

パイジエッロのこのオペラは内容的にはフランス革命とまったく関係ありません。ここでRRが歌っているのは、このオペラのフィナーレ間近、テオドーロが牢獄の中で歌うQuesto squallido soggiorno d'ogn'intornoの仏語訳ですね。仏語の題名が端的に表しているように、マーラーの「私はこの世に忘れ去られ」といったような内容で、それで思い浮かぶことがひとつあります。ヴィーンで初演されたこのオペラ、仏語訳がヴェルサイユでマリー・アントワネットの前で上演されているのです。以前CSでこの時期のオペラ、モンシニの《脱走兵》が放映されたことがありますが、その演出、「処刑の前夜、牢獄の中で王妃がかつてトリアノンでこのオペラを上演したときのことを思い起こす」というプロローグがついていました。パイジエッロとフランス革命との関連なら、もっと他の曲でもいいわけなのですが、RRが歌える音域の曲ということと、(アルバム中でどこにおかれているのかはわかりませんが)《脱走兵》の演出のように、革命の中で命を落とした王妃への哀惜の念をこめて、ということでこの曲が選ばれたような気がします。あくまで自分勝手な予測、推測でしかありませんが。
by Bowles (2005-12-06 14:14) 

keyaki

Bowlesさん、ありがとうございます。
イタリア語なのに、なんでフランス語なの?と不思議に思ってました。
マリー・アントワネット絡みなんですね。
>あくまで自分勝手な予測、推測でしかありませんが。
説得力あります。当たってると思います。

このLP、パリの中古屋さんに埋もれているんでしょうね。
by keyaki (2005-12-07 02:14) 

NO NAME

 このインタビューのことはよく憶えています。岩波書店のモーツァルト記念出版で、それそろバロック専門家連中がモーツァルトに挑戦する態勢が整いつつあった時代、では古楽器派を代表してマルゴワールさんにモーツァルトを語ってもらおう…という趣旨のインタビューでした。それで、十九世紀フランスのオペラ・コミック部門なんかもバロックの延長でやった方が面白いのでは?…なんていう話から、そういや、こんなディスクを録音したよ…なんて話になったんでした。当時マルゴワールはソニーから買収される以前のCBSの専属アーティストで、この大革命当時の音楽集というディスクもCBS側から持ち出された企画のようです。いづれにせよ、あの時結構沢山出た大革命記念ディスクの中では珍品の一つでしたね。
 実は、このディスク、僕自身は持ってません。あの時、ああご存知ない、それじゃああげるよ、なんてマルゴワールさんが自宅を探し回ってくれたんだけれど、1枚も残ってなくて、ねえや!…なんて貰い損なってます(笑)。ただ、このディスク、伴奏は彼の古楽器合奏団「ラ・グランド・エキュリ… (La Grande Ecurie et la Chambre du Roy)」でしたっけ?…。僕は、当時マルゴワールが時々振っていたトゥールーズ室内楽団だったという記憶がうっすらとあるんですが?…。
 
 パイジエロと言えば、こないだ見たジャン・ルノワールとカール・コッホの映画《トスカ》でトスカが出演するコンサートの指揮をしていたのがパイジエロという設定でした(リンク:← Orfeo-blog>映画>「映画作家による幻想のプッチーニ・オペラ No. 2」)。

>Bowlesさん:「…内容的にはフランス革命とまったく関係ありません」

 《シェニエ》みたいなロマン化されたオペラが出てくるのは後世のことで、当時の発想としては、神話かなんかのような全然別の内容に託して表現されるのが普通ですよね。典型例がヴェルディ《ナブッコ》の"Va pensier'..." とか、あれに当時のイタリア人はイタリア統一の悲願を読み取っちゃったり、オベールの《ポルティチの唖娘》で愛国歌をやってる真っ最中に、モネー座の聴衆が興奮して街に繰り出してベルギーのオランダからの独立戦争が勃発しちゃったり…。当時としては、例えばベートーヴェンが《フィデリオ》=《レオノーレ》の下敷きにしたケルビーニの《水運び人》みたいなオペラはむしろ珍しくない?…まあ、あれだって少し後世の作品で、「大革命時代」真っ最中に作られた音楽では最早ないですけど…。
きのけん
by NO NAME (2005-12-07 03:14) 

きのけん

上の「NO NAME」というのは、きのけんさんです(笑)。送信しないんで、更新した上で送信したら「お名前」を消されちゃったらしい…。
きのけん
by きのけん (2005-12-07 03:19) 

助六

な~るほど。パイジェルロの中で何でこのオペラのこの曲かと考えると、Bowlesさんの推測は大変面白い種明かしになりそうですね。マルゴワールやプロデューサーがそこまで読み込んだとしたら大したものかも。
このオペラ、初演も1784年ヴィーンで、筋も仏革命と直接の関係はないけれど、必ず当時モーツァルトが観てダポンテ共々「フィガロ」創作の直接の参考にしたというエピソードが言及されますよね。ラスキやストラーチェといった「モーツァルト歌手」たちも歌っているそうです。シチリア王テオドーロが借金漬けになって、富裕なヴェネチア商人の娘と結婚を企てるけど、他の恋人がいる娘の機転で投獄されちゃうという話だから、「フィガロ」同様貴族が平民に手玉に取られるという意味で革命を予告した作品の一つと考えることは可能でしょう。
個人的には、1)録音に使われた仏語版はマリー・アントワネットが観ている、2)パイジェルロはナポレオンお気に入りの作曲家でパリに呼ばれている、3)オペラの筋はヴォルテール「カンディード」26話に基づいていること、の3点のどこかで革命と直接の接点があるかもと考えてみましたが、やはりないと思います。
個人的憶測では、1)きのけんさんが仰っているように、この年仏革命にあやかったディスクがかなり製作され、当該ディスクのプロデューサーも商売上革命ブームに乗ろうと企画した(「ラ・マルセイエーズ」まで臆面もなく入れてるくらいだから)。2)マルゴワールはこのオペラを80年代初めに仏語版で上演しているから、話を持ち込まれた彼は即座に「フィガロ」経由で「何となく革命を予告している」このオペラを考えた。という以上の意味はないのではないかと思います。
気になるのはマルゴワールが何故仏語版(早くも1786-87年に3幕版と2幕版2種類の訳が出ている)を選んだかということですが、これは私には解りません。ディスクでは仏革命・マリー・アントワネットとの絡みで仏語ということなのでしょうが。特にこのアリアを選んだ理由もBowlesさんの推測以外には思いつきません。「フィガロ」の「さあ眼を開けろ」にちょっと似たアリアが「テオドーロ」にあるけれど、生憎テノール用だし、それも革命と直接関係はないですし。
by 助六 (2005-12-07 09:06) 

助六

訂正。「シチリア王」じゃなくて、「コルシカ王」でしたね。
by 助六 (2005-12-07 09:21) 

keyaki

きのけんさん
>このディスク、伴奏は彼の古楽器合奏団「ラ・グランド・エキュリ… (La Grande Ecurie et la Chambre du Roy)」でしたっけ?
そうみたいです。
ジャケットの写真があります。LPじゃなくてCDだったのかもしれません。
http://a526.g.akamai.net/7/526/14067/v1/img.priceminister.com/photo/38710430_L.jpg
by keyaki (2005-12-07 10:30) 

keyaki

助六さん、興味深いお話ありがとうございます。
このアルバムで、恐らく、ライモンディが歌っているものだけ、ファンの方がアップして下さったのですが、変なの! ですよね。なんでライモンディなのかですし、、、(笑)

先日もライモンディのポップスのLPをネットで発見して、フランスのどこかから届きましたから、いずれ手に入るかもしれません。
by keyaki (2005-12-07 10:38) 

Bowles

きのけんさん
>パイジエロと言えば、こないだ見たジャン・ルノワールとカール・コッホの映画《トスカ》

あの映画はサルドゥの原作に意外に忠実なでしたから、オリジナルどおりパイジエッロが登場していましたね。興味深いリンクのご紹介、どうもありがとうございます。あちらにもレスさせていただきます。

>十九世紀フランスのオペラ・コミック部門なんかもバロックの延長でやった方が面白いのでは?

ふむふむ、ミンコなども一時期この流れでしたね。最近はゴセックあたりに興味を持っているルセなどもこの口かも。

>当時の発想としては、神話かなんかのような全然別の内容に託して表現されるのが普通ですよね。

それと愛国精神の発露を、何かこうセレモニー的な様式で表すのが、まずこの時代には好まれたんでしょうね。ちょうどゴセックの《共和国の勝利》のようなのが。そういえばこの《共和国の勝利》のリブレット、アンドレの弟、同じコンスタンティノープル生まれでもちゃんと19世紀まで生き残った、これまた詩人のマリー=ジョゼフですね。と、ちゃんとオチがついたかな...。

助六さん
>ラスキやストラーチェといった「モーツァルト歌手」たちも歌っているそうです。

初演は、マンディーニ(ボロネーゼ!)、ベヌッチ、ストラーチェ(ストーラス)という後の「フィガロ組」です。この初演の翌年、この三人はサリエーリの《トロフォーニオの洞窟》(ルセ!)でまた顔を合わせているわけですが。
by Bowles (2005-12-07 18:13) 

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