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モンセラート・カバリエ(3):RRとの共演記録 [RRと女声歌手]

5月8日の記事の余談でふれましたが、M.アルバレスはメト来シーズンで《ホフマン物語》を歌うと発表されていましたが、《カルメン》のホセに変更になりました。カルメンはボロディナだそうです。(5.13追記)


"ベッリーニ海賊1幕冒頭,嵐の場面/MP3"

 カバリエ(1933.04.12生 )の4月25日の記事の続きです。たいした役じゃない役ばっかりで、忙しいだけで埋もれていた時代が突然終り、1965年に歌った《ルクレツィア・ボルジア》の成功で、国際的な活躍がはじまります。
 この頃、R.ライモンディは、プロデビューしたばかりで、新人バス歌手として、着々と実績を積み、1968年に《ルクレツィア・ボルジア》で共演、ライモンディは27歳、世界の劇場からお呼びがかかりはじめた頃です。その後、舞台、レコーディングと共演することになります。
 ベッリーニの《海賊 Il Pirata》では、カバリエの夫のベルナベ・マルティ(ジャケット写真)がテノール役を歌っています。カバリエは、結婚のエピソードを次のように語っています。
 「まだ埋もれた歌手だった頃よ。1963年蝶々夫人で共演しているうちに愛し合うようになったわけ。ピンカートンに結婚してもらえた蝶々夫人はたぶん、私一人じゃないかしら。.......夫は、1976年から歌ってないわ。アーモンドの栽培、ワイン造り、それに家畜の飼育、それが夫の仕事よ。彼の農園にいると楽しいわ」(スカラ座の名歌手達より抜粋)
ベルナベ・マルティ:カバリエの夫、1967年生まれの息子と1972年生まれの娘がいる。娘は、ソプラノ歌手のモンセラート・マルティ
♪音声ファイル:ベッリーニ《海賊 Il Pirata》の第一幕冒頭、嵐の場面。合唱の部分は、ヴェルディのオテロに似てますね。バスはチョイ役ですが、ソリストの第一声が、バス=ライモンディなんです


★ルッジェーロ・ライモンディとの共演★
★1968年10月:ドニゼッティ《ルクレツィア・ボルジア》ロンドン、ボニング指揮
★1973年3月:ベッリーニ《ノルマ》メトロポリタン歌劇場、チラリオ指揮
★1976年1,2,3,4月:ヴェルディ《アイーダ》ミラノ・スカラ座、シッパーズ指揮
★1980年8月:ヴェルディ《レクイエム》ヴェローナ・アレーナ、ムーティ指揮
★1983年10月:メトロポリタン歌劇場100周年記ガラ
★1988年1月:ロッシーニ《ランスへの旅》ウィーン国立歌劇場、アバド指揮
★1989年5月:ロッシーニ《ランスへの旅》ウィーン国立歌劇場、アバド指揮
★1989年10月:ロッシーニ《ランスへの旅》日本公演、アバド指揮詳細
★1992年7月:Glyndebourneガラコンサート(DVD発売)

♪ルッジェーロ・ライモンディとの録音♪
ヴェルディ:レクイエム Bellini: Il Pirata Vincenzo Bellini: Norma Verdi;Don Carlo Verdi: I Masnadieri Puccini: La Boheme Verdi: Aida
♪1969年8月/1970年6月:ヴェルディ《レクイエム》ロンドン、バルビローリ指揮
♪1970年7月:ベッリーニ《海賊》 ローマRAIスタジオ、ガヴァツェーニ指揮 
♪1971年7月:ヴェルディ《ドン・カルロ》ロンドン、ジュリーニ指揮
♪1972年9月:ベッリーニ《ノルマ》ロンドン、チラリオ指揮関連記事
♪1974年8月:ヴェルディ《群盗》ロンドン、ガルデッリ指揮
♪1974年:プッチーニ《ボエーム》ロンドン、ショルティ指揮
♪1976年:ヴェルディ《アイーダ》ミラノ・スカラ座、シッパーズ指揮(ライブ録音)


参考:NHKアーカイブス(NHKで放送された公演)
■イタリア歌劇公演 「アドリアーナ・ルクヴルール」全曲 1977年9月11日 教育
■芸術劇場 モンセラット・カバリエ・リサイタル 1982年11月21日 教育

関連記事:
モンセラート・カバリエ(2):ルクレツィア・ボルジア
モンセラート・カバリエ(1):アヴェマリア
モンセラート・カバリエの"Mein Schatzli"
モンセラート・カバリエ:クラーケントルプ公爵夫人って誰?!?
《ルクレツィア・ボルジア》4番目の夫ドン・アルフォンソ:中くらいの役(2)
突然走る王様《ランスへの旅》アバド指揮
3種類の14声のコンチェルタート ペーザロ、ウィーン、ベルリン
《ランスへの旅》14声によるコンチェルタートいろいろ(2)とおまけ



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コメント 4

euridice

ベッリーニのオペラは「ノルマ」しかきいたことがありません。
「海賊」はもちろん初めてですが、なんというか響きの共通性がありますね。

>ヴェルディのオテロに似てます
ですね。雰囲気的にそっくりです。

>ソリストの第一声
はちょい役でも目立ちますね。たしかヴェルディの「オテロ」の第一声もバスでしたっけ?岡村喬生氏が著書の中で書いてました。NHK招聘のデル・モナコ@オテロとき、合唱団員だった彼が選ばれたという話。

>夫は、1976年から歌ってないわ。アーモンドの栽培、ワイン造り、それに家畜の飼育、
こういう夫がいれば、とても安心ですね。幸せな結婚をなさったということです。
by euridice (2007-05-13 07:02) 

keyaki

euridiceさん
なんでも難しいらしくて、なかなか上演されないそうです。
ソプラノ,テノール,バリトン、3人揃えるのがなかなか難しいとか。
いずれにしろ、バス役を一流歌手が歌うということは、ないですから、これは貴重です。他のをいくつか聴いてみましたが、やっぱり違いますわ。

奥さんのカバリエの才能を認めて、彼女が歌に専念できるように協力したということでしょうね。
by keyaki (2007-05-13 22:02) 

なつ

カバリエのご主人って、「一家に歌手は二人いらない」という名言(?)を残した方でしたっけ…
私は聴いたことがないのですが、テノール・マニアの方々から、かなりよいテノールだったと窺いました。
もったいようですが、それでカバリエの才能が存分に発揮され且つ家庭円満でめでたしめでたし、なんでしょうね。
by なつ (2007-05-13 22:43) 

keyaki

なつさん
>「一家に歌手は二人いらない」という名言(?)
これは名言ですね。
そうですよね、主役級のテノールさんですから、引退しないで活躍していれば、知名度は上がったかもしれませんね。
このCDでも、このテノールは誰?と思っている方も多いようですから。
by keyaki (2007-05-14 13:54) 

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