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エリカ・ミクローシャのコンサート:Erika Miklósa and her guests [コンサート]

News! チケット完売! 24.04.2008.

 R.ライモンディは、明日、ブタペストのBéla Bartók National Concert Hallで開催されるコンサート"エリカ・ミクローシャとゲスト"に出演します。
 エリカ・ミクローシャは、「夜の女王」として世界的にも有名ですが、ハンガリーでは、国民的歌手なんですね。NYメトロポリタン歌劇場のガリガリキョンシー風夜の女王でお馴染ですから、ご覧になっている方も多いと思います。最近では、コヴェントガーデンの《魔笛》にも出演していて、ネットを一巡しても、舞台をご覧になった方々の評判は上々のようです。edcさんのブログの記事に写真があります。

 経歴をざっと見てみましょう。1970年生まれ、ハンガリー出身のソプラノ。陸上競技の選手を目指すも事故で断念。16才の時、彼女の歌を耳にした声楽教師に、その才能を見出され、声楽の勉強をはじめる。1990年、二十歳でパパゲーナ役でオペラデビュー、1992年から、演奏の場を世界に広げ、同時にミラノとフィラデルフィアで研鑽を積み、すでに30才で、国際的に認められ、世界の著名歌劇場に出演。特に《魔笛》の「夜の女王」は、NYメト、バスティーユ、コヴェントガーデン、マドリードレアル、ベルリンドイツオペラ、ボローニャ等で、300回ちかく歌い好評を博す。2006年には、故郷のベラ・バルトーク国立コンサートホールで、彼女のデビュー15周年記念コンサートが開催される。その後、毎年、著名なゲストを迎えてコンサートを開いている。
 いかにもスポーツマンというかんじですが、「私は、今も心底スポーツマンなんです。演奏はレースと同じで、勝たなければならないし、最善を尽くさなければならない....」と語っています。オペラ歌手は、自然に動きながら歌うには、実際にも運動神経が必要ですものね。夫でマネージャーのZoltán Lóránth(写真)も、スポーツに打ち込んでいたことが、精神的にも役立っているようだ、と述べています。
エリカ・ミクローシャのHP

2008.4.29(水)19:30 - 22:00 "Erika Miklósa and her guests"コンサートの曲目
Ádám Medveczky指揮:Budapest Concert Orchestra MÁV

Rossini: Il Barbiere di Siviglia:Overture
Don Basilio’s aria ( Act. 1) Raimondi
Verdi: I Vespri Siciliani:Overture
Elena’s bolero ( Act 5) Miklósa

Verdi: Macbeth:Macduff’s aria ( Act 4) Sartori
Verdi: Ernani:Silva’s aria and cabaletta ( Act. 1) Raimondi
Verdi: Un ballo in maschera:Oscar’s aria ( Act 1) Miklósa
Verdi: La Traviata:Prelude ( Act 3)
Violetta and Alfredo’s duet ( Act 3) Miklósa, Sartori

Mozart: Don Giovanni:Overture
Zerlina and Don Giovanni’s duet ( Act 1) Miklósa, Raimondi
Donizetti: Szerelmi bájital:Nemorino’s romance ( Act 3) Sartori  
Dulcamara's aria (Act 1) Raimondi
Donizetti: Don Pasquale:Overture
Don Pasquale’s aria ( Act 1) Raimondi
Norina’s aria ( Act 1) Miklósa
Norina and Don Pasquale’s duet ( Act 3) Miklósa, Raimondi  
Donizetti: Lucia di Lammermoor:Edgard’s aria ( Act. 3) Sartori
Lucia’s aria ( Act 1) Miklósa
Lucia and Edgardo’s love duet ( Act. 1) Miklósa, Sartori

↑クリック:夜の女王のVideoClip
写真(ロンドンの魔笛)とは別の公演
Marc Minkowski指揮
※2003年ルール・トリエンナーレ

※《魔笛》ビデオクリップ:2003年ルール・トリエンナーレ(ドイツのルール工業地帯で繰り広げられ る国際芸術祭)、Jahrhunderthalle Bochumボーフム・ヤーフンデルトハレ(スチール構造の展示会場での公演)、La Fura Dels Baus ラ・フラ・デルス・バウス(演劇集団)とJaume Plensa ジャウメ・プレンサ(彫刻家)演出

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コメント 12

euridice

>夜の女王のVideoClip
ど迫力!コワ!!^^!
おもしろいです!
男の子みたいだけど、2番目のアリアで、
可愛そうに振り回し症候群になりそうなひどい目に
遭わされているのはパミーナですよね。
可愛そう・・相当な我が子虐待母ですわ・・

>陸上競技の選手
さすがP.ホフマンと同じようなことをおっしゃってます・・



by euridice (2008-04-28 20:13) 

keyaki

euridiceさん
知ってるから、パミーナだってわかるけど、知らなかったら男の子だと思いますよね。
タミーノとパミーナが二卵性双生児みたいです。
劇場じゃないところでやってますし、ナレーションみたいなのが入ってるんですよ。全部見てないけど、フツーじゃない《魔笛》みたい。演出と場所は、記事に追記しました。
今度来日するパリ・オペラ座の「青ひげ公の城」「消えた男の日記」の演出と同じ人たちみたいです。
2002〜04年まで、モルティエ(今のパリ・オペラ座総裁)が、総監督だったそうですから、モルティエ総裁お気に入りということかな...
by keyaki (2008-04-30 19:15) 

助六

この「魔笛」のプロダクション、モルチエがパリに持ってきて、05年にバスチーユでやったことがあります。やはりミンコの指揮、ミクローシャの夜の女王でした。

残念ながらミクローシャは、当時小生、音符をキチンと音にするレヴェルでもまるで感心しなかったんですけど、最近の進境はあるのかも知れませんね。

仏評は軒並み演出も指揮もクソミソでしたが、ミンコ苦手の私としては、彼のモーツァルトとしてはむしろ及第点を進呈したい方、演出(という舞台美術)は、ドラマ的に面白いアイデアもない一方、イマジネーション溢れる巧みな舞台装置は愉悦感があり、私は結構楽しみました。マットレスみたいのが多様に利用され、夜の女王もクレーンみたいのに乗ってでてきたような。

演出の不評の最大原因は、台詞をなくしてヘボ詩みたいなのの役者による朗読(ドミニク・ブランとパスカル・グレゴリー)に置き換えたことで、ドラマのリズムからも詩の内容のアホクサさからも失笑もの。これはモルチエも失敗を認め、来シーズンのパリでの再演では別の選択が取られる模様。

ラ・フーラは、カタルーニャの建築出身者中心の演劇グループとかで、モルチエが90年代終わりにザルツの「ファウストの劫罰」に起用して、オペラでは国際的注目を浴びたと記憶します。ドラマ解釈というより、舞台空間のオリジナルな処理に特徴があり、パリ・オペラ座が日本に持ってく、「バルトーク/ヤナーチェク」も何てことないけど、舞台はそれなりに美しいものではあると思います。驚くほどではないけどね。
最近はフィレンツェとバレンシアの「指環」さえ任されてるようですね。

ミクローシャはパリにはその後出演してないと思うので、モルチエによる「魔笛」への起用がブレークの一つのきっかけにはなったんでしょうが、その後特に関係が深いというわけではなさそうな。

モルチエがパリに来てからもザルツ時代から続けてファミリー的に起用してるのは、思い付くのはまずデノーケとシェファー。この二人は小生も大歓迎。二人とも現代ものや新し目演出に理解があるタイプだから当然でしょう。特にデノーケは、97年にモルチエがザルツの「ヴォツェック」のマリーに起用してセンセーショナルな成功を収め、一挙にスターダムに乗った形だから恩義を感じてるのか否か、モルチエのバスチーユでは急な代役でマーシャリンやクンドリまで歌ってくれ、この点は小生もモルチエに感謝ですわ。

その他、モルチエが愛用してる歌い手さんというと、グラント=マーフィーとかミヌティロ、ドランシュ、バスのブラハト、テノールのヴィラーズとかで、この辺の方達になると、もちろん優れた歌い手さんではあるものの、こう何度も起用する必然性も特には感じられず、口の悪い仏人常連さんたちは「またかいな」とブツクサ言っとりますが。

そう言えばミンコもモルチエが、96年にバスチーユの彼の「イドメネオ」の指揮を聞いて注目し、翌年ザルツの「後宮」に起用したのがキャリア飛翔の大きな跳躍台だったんでしょうけど、モルチエとはその後袂を分かったと言われ、2年前の「タウリスのイフィゲネイア」を最後にオペラ座には登場しなくなってます。

考えてみると、モルチエが発掘した形の才能は結構多いですね。

モルチエの演出選択は仏紙誌からは常に好意的に迎えられてるには程遠く、モルチエも独紙で「仏批評界は保守的」とか発言し(一理あります)、仏でブツギを醸したりしてました。確かに独演出界のラディカルさと独プレスの反応を考えると、モルチエの舞台はとんでもなく挑発的というわけではなく、仏批評と聴衆の一部のややヒステリックな拒否反応は滑稽ではあります。

ペーター・シュタインのシャウビューネ運営のオペラへの置き換えを出発点としたモルチエさんの劇場運営には、個人的には特別な共感も反発もないのですけど、ただもう丸4半世紀ブリュッセル、ザルツ、ルーア、パリで、同じようなレパートリーを同じようなドラマ・コンセプトで見せられてきたなぁという一種の「飽き」は否定できません。

でも振り返ってみると、ここ15年記憶に残ってるいくつかの舞台の多くが、ザルツやパリで見たモルチエのプロダクションであることも事実。パリについて言えば、一定のレベルは大体確保されるけれど知的刺激として記憶に残る上演もほぼ皆無だったガル前監督時代に比べて、何らかのインパクトを残してくれた上演がモルチエ時代にいくつかあったのも事実です。モルチエは09年からNYシティに移ってからも同じことを繰り返すのでしょうが、結局彼のドラマ・コンセプトは4半世紀間多かれ少なかれ有効性を保持し、世界のオペラ界をリードして「モルチエ・モデル」は今や普遍化し、陳腐になりかけてるということでしょう。
逆に言えば、モルチエと並んで個性的である種の一貫性のある劇場運営に成功したのは、シュトゥットガルトのツェーラインだけだったのかも。

先日のパリのワルリコウスキ演出「パルジファル」は3幕初め音楽が始まる前に、ロッセリーニの「ドイツ零年」の終わりが1分程度無声で映写されるのが、一部聴衆のヤジで毎回騒然となり、ゲネプロのときモルチエさんの啖呵が切れ「あなた方は感受性ゼロだ。今晩はゲネプロであなた方は招待客なんだから、ヤジを飛ばした方はもう招待客ではない。退場して頂きたい。退場しないうちは再開しない。2ヶ月目から歌手・楽員ら全員が共同で作り上げたものに対し、あなた方の態度は耐え難い」と切れる幕が記録されてます。
まあ演出が正当に評価されうる条件を確保しようと矢面に立つ態度は立派かもね。
http://www.youtube.com/watch?v=PGMhOA6bO7I&feature=related

by 助六 (2008-04-30 19:39) 

keyaki

助六さん
興味深い情報、ありがとうございます。

>マットレスみたいのが多様に利用され、夜の女王もクレーンみたいのに乗ってでてきたような。
その通りです。クリップでも空気マットレスとクレーンが見られますし、気の毒なパミーナは、宙吊りで、振り子のように揺らされてます。

>演出の不評の最大原因は、台詞をなくしてヘボ詩みたいなのの役者による朗読
なるほど、台詞を朗読してたんですね。

>来シーズンのパリでの再演
夜の女王は、ミクローシャのようです。

>モルチエが90年代終わりにザルツの「ファウストの劫罰」
それって、大きなサイロみたいなのが真ん中にデンとあるやつかな。カサロヴァが出てた。

モルチエさんの啖呵、かっこいいですね。
「ドイツ零年」、ほとんど覚えていませんが、この場面は見た記憶があります。


by keyaki (2008-04-30 19:41) 

Sardanapalus

>エリカ・ミクローシャは、「夜の女王」として世界的にも有名
私も最近ロンドンで聞いてきました(^^)元アスリートというのも納得の引き締まった体をしていますし、音量と音程はとても良かったと思いますが、女王にしてはかわいらしい声と動きで、マクヴィカー演出の女王像とはミスマッチだったかもしれません。パミーナの母と言うよりお姉ちゃんみたいな…。記事中の写真で見るとおり、衣装はとても似合っていましたけど。

コンサートは、ライモンディもいっぱい歌うのですね!夜の女王のイメージしかないので、イタリア作品ばかりのプログラムは意外です。でも、考えてみるとノリーナとかはイメージぴったりですね(^^)
by Sardanapalus (2008-04-30 22:07) 

keyaki

Sardanapalusさん
>私も最近ロンドンで聞いてきました
そうなんですよね。
「舞台をご覧になった方々の評判は上々のようです」というのは、実は、Sardanaさんとしまさんのことだったりなんです。

>夜の女王のイメージしかない
お仕事も「夜の女王」ばっかりみたいですから、彼女自身もコンサートを楽しみにしてるんでしょうね。最初のコンサートは、ヌッチがゲストだったんですね。
by keyaki (2008-05-01 01:00) 

Bowles

私も助六さんと同じ公演をバスティーユで観ました、ミンコですもの!

ミクローシャに対する感想も助六さんと同じ。
あのプロダクションでは夜の女王に従来のDiva的要素を求めていないので、ある意味彼女程度の凡庸さでよかったのでは、と思っています。

あの公演は収録されて放送予定だったにもかかわらず、マットレスを動かす音が音楽を邪魔しすぎていたとかで、放送中止になりました。ルール・トリエンナーレのものでは、マットレスの音、気にならないのに。France Musiqueの録音がヘタ、ということでしょうか。


by Bowles (2008-05-01 09:03) 

サンフランシスコ人

エリカ・ミクローシャのサンフランシスコでの「夜の女王」

http://www.sfgate.com/cgi-bin/object/article?f=/c/a/2007/10/15/DDIESPUOO.DTL&o=1

http://sfopera.com/opera.asp?o=254
by サンフランシスコ人 (2008-05-01 11:18) 

keyaki

サンフランシスコ人さん、リンクありがとうございます。
ビデオクリップ見ました。原演出ピーター・ホールなんですね。
頭がワニで、身体が皇帝ペンギンみたいで、スニーカーを履いている動物がかわいい! 中に入っているのは子供でしょうね。
タミーノはおてもやんみたいですけど、ベチャラなんだ....
「夜の女王」のミクローシャも迫力ですね。
by keyaki (2008-05-01 23:21) 

euridice

>頭がワニで、身体が皇帝ペンギンみたいで、スニーカーを履いている動物がかわいい!

ほんとに可愛いですね!

きれいな舞台だし楽しそうです。
ドイツ語で歌ってるし・・

>ベチャラ
こちらもカワイイです。
by euridice (2008-05-01 23:34) 

keyaki

Bowlesさん
>マットレスを動かす音が音楽を邪魔しすぎていたとかで、放送中止
なんか、いいわけっぽいですね。
音がしないように前もっていくらでも工夫できるでしょうから。

台詞を詩の朗読にするというのは、指揮者も賛成だったのかしら...



by keyaki (2008-05-01 23:47) 

サンフランシスコ人

「リンクありがとうございます。」

別の写真集です。

http://www.sanfranciscosentinel.com/?p=6286

by サンフランシスコ人 (2008-05-02 01:57) 

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