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イタリアのオペラ雑誌 "l'opera"9月号 No.250:バレンシアの《カルメン》 マチェラータの《ファウスト》 [オペラ関連書籍&雑誌]

イタリアのオペラ専門雑誌から、交流のあるブログのご贔屓歌手、話題歌手の公演をピックアップ。それぞれ写真をクリックすると全文が読めます。

 "l'opera"先月号にはグリゴーロとネトレプコのROHの《マノン》の舞台写真が表紙を飾り、その大絶賛レビューとグリゴーロのインタビュー記事が掲載され、私には嬉しい内容でした。数日前に届いた9月号は、ルッジェーロ・ライモンディの大先輩で親友のジュセッペ・タッデイの特集記事がありますが、グリゴーロとライモンディのレビューはありません。しかし、今シーズン新国で《フィガロの結婚》でフィガロを歌ったロシア人バス、アレクサンダー・ヴィノグラードフに関するレビューが2件ありました。バレンシア音楽祭のマルセロ・アルバレスとガランチャの《カルメン》とマチェラータ音楽祭の《ファウスト》、《カルメン》は、パウロ・ショットPaulo Szotの代役での登場です。
 
 このレビュー、2件ともブログにとりあげていいものかどうか、複雑な心境..........私が興味を持って読んだ内容は、記録として留めておくことにしてますし、ヴィノグラードフは新国でエスカミーリョとフィガロを歌っていますし(私も見てます)、ベルリン国立歌劇場来日公演でもマゼットを歌っていますし.....日本ではけっこう有名?少なくともここ界隈では有名ですし.....
 ヴィノグラードフは、今のところ、仕事を選べる立場の歌手ではありませんから、彼が得意とする役がなにかは分りません。このファウストとカルメンに共通するのはフランス語、どうやらフランス語が得意ではないようですから、そのへんに問題があるようです。だとすると、来年6月にグリゴーロと同じ舞台に立つ(神父役)ことになっている《ロメオとジュリエット》もフランス語.....それまでにしっかりフランス語でも美しく丁寧に歌えるように努力して欲しいものです。
 上の写真をクリックするとレビューが読めるくらいに拡大します。このレビューは同じ筆者が書いたのではありませんが、なんだか似たような感想になっています。

★カルメン:Elina Garancia,Marcelo Alvarez,Alexander Vinogradov
受け入れがたいヴィノグラードフのエスカミーリョ、舞台での存在感もないし、不快な声でフランス語は言うに及ばず

★ファウスト:Pizzi演出、Carmela Remigio,Luca Salsi,Teodor Ilincai,Alexander Vinogradov
ヴァレンティのルカ・サルシが素晴らしかった。マルガレーテのレミージョもよかった。ファウストの若いテノールのイリンカイは意欲的ではあるが、まだまだ学ぶべきことがいっぱいある、メフィストのヴィノグラードフは、不快な大声でしかもコントロールができていない、「重さ」はあるが、歌になってない....

メモ:
★Vocione sgradevole e allo stato brado quello di Alexander Vinogradov(Mephistopheles). Il 《peso》c'è, ma il canto è un'altra cosa.
★Inaccettabile Alexander Vinogradov, un Escamillo priva di presenza scenica e con una fastidio voce roca, per non parlare del suo francese.

★現在ヴィノグラドフ出演中、オペラフォーラムの反応は.....Escamillo/Alexander Vinogradov sempre grossolano e forzato,(Ripresa di Carmen alla Scala)

関連記事:
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ドミンゴの"シモン"ベルリンを皮切りにはじまる....放送はおあずけ....ワン

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コメント 2

euridice

あらら、手厳しいですね。来日、新国と数回に渡って生鑑賞していますが、不快とまで感じた事はありません。すごく快い声ということもないし、登場したとたんその存在が際立つような華がある方とも感じませんけど・・ 

こういうお仕事はホントに大変。よほどタフじゃないと・・コレッリの奥さんが批評の類いは決して見せないようにしていたという話を読んだことがあります。今はネット時代。職業批評も素人批評もネット上にあふれてますから、もっと大変ですね。マルセロ・アルバレスが、ブログ批判をしていましたね。

批評する人も人間ですから、いろいろあると思います。対象者に対する好悪の感情を完全に排除できるものか疑問です。だから、トップクラスやスターに対する批評は、両極端が存在するし、その評者の好みや好悪の感情が明らかに反映されていると感じるものも少なくないように感じられます。

それでも、批評というものは、その批評が、客観的かつ、良くなってほしいという善意に基づくもので、批評された当人にも思い当たること、納得する部分があれば、常に良い助言と言えるかもしれません。特にあるステージに達するまでは、より客観性が保たれやすいはずですから、嫌でも批評も参考にして、成長、進歩の助けにするべきでしょう。


by euridice (2010-11-06 21:20) 

keyaki

私もライモンディやグリゴーロのレビューをいろいろ読んでいますが、彼等のようなトップクラス(主役級で知名度がある)の歌手に対しては、かなり厳しい批評もあって当然だと思います。
しかし、ヴィノグラドフの場合はほとんど無名なんで、どうしちゃったの....とちょっと吃驚、でも全く別人が違うオペラで同じような印象を持ったというのも事実なんですよね。
ヴィノグラドフのエスカミーリョは、新国で見ましたが、フランス語は下手なんでしょうが、不快ということはなかったです。あれから3年くらいたってますから、ルーチーン化してきて雑になってるんでしょうか.....フランス語だと緊張してめちゃくちゃになってしまうんでしょうか....

>嫌でも批評も参考にして、成長、進歩の助けにするべきでしょう。
その通りですね。
by keyaki (2010-11-07 01:49) 

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