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メト2017/18シーズン「トスカ」:カウフマン降板 代わりはグリゴーロ (2017.3.3発表) 理由は personal life とprofessional obligations ☆ NYTimes 続報(3/8) ☆ オポライス降板 トスカはヨンチェヴァ(2017.6.16メト発表)☆ネルソンス→レヴァイン(2017.7.11) ☆ レヴァイン→ヴィヨーム(2017.12.6) ☆ ターフェル→ルチッチ(2017.12.12) [オペラの話題]

◎ついにシーズン発表のキャスト総入れ替えになりました。ターフェルが喉の不調で降板、代わりはルチッチに。(2017.12.12)

◎もぉおお.....今度はジェームス・レヴァインが降板を余儀なくされました。代わりは、エマニュエル・ヴィヨーム Emmanuel Villaumeに。
(2017.12.6)


◎あらららら、今度はアンドリス・ネルソンスがキャンセル、ジェームス・レヴァインが振るそうです。理由は発表されていませんが、奥さんが出ないなら、やっぱりやーめたってことかなぁ。いつまで続くのって感じですが、シーズン発表で唯一残っているターフェルは大丈夫かな.....
 NYtimesの記事、James Levine to Replace Andris Nelsons in the Met’s New ‘Tosca’
(2017.7.11)



◎あら、吃驚、オポライスが “for personal reasons,”で降板、代役はソーニャ・ヨンチェヴァとの発表がありました。(2017.6.16メト発表)
 ヨンチェヴァは、「フィガロの結婚」(12/29〜1/13)の伯爵夫人からトスカに乗り換え、伯爵夫人はアイリーン・ペレス、ヨンチェバは来シーズン「トスカ」「ボエーム」「ルイザ・ミラー」にHD出演ということになります。新演出の「トスカ」、混迷続きですが、さすがメトってことですか......うまくおさめました。キャスト変更はこれで最後にして欲しいですね。

・NYTimesの記事:Adding a Note of Turmoil, the Met Opera Loses Its Tosca

 しかし、ヨンチェヴァの来シーズンのスケジュール凄いですよ。ロールデビューが、「ドン・カルロ」、「トスカ」、「ルイザ・ミラー」、ベリーニの「海賊」と四つも。

◎ヨンチェヴァ来シーズンのスケジュール:
パリ(10/10〜10/28):フランス語版「ドン・カルロ」新演出 初役
パリ(12/1〜12/16):「ボエーム」新演出
メト(12/31〜1/27):「トスカ」新演出 初役 HD
ジュネーヴ 2/4:コンサート
ドルトムント 2/7:コンサート
スカラ座 2/11:リサイタル
メト(2/16~3/10):「ボエーム」HD
メト(3/29〜4/21):「ルイザ・ミラー」初役 HD
チューリッヒ 5/1:リサイタル
ロール スイス 5/4:リサイタル
フィラデルフィア(5/12,16,19):コンサート形式「トスカ」
シャンゼリゼ劇場 6/1:コンサート
バーデンバーデン 6/3:コンサート
スカラ座(6/29〜7/17):ベリーニの「海賊」初役


 今シーズンは健康上の理由でのキャンセルもあったようですが、全部こなせるのかしら。(ヨンチェヴァに関する過去記事)
(2017.6.17)

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◎ニューヨークタイムズから続報が出ました。

1、なぜ、発表前に言わなかったかは、回答を得られなかった
2、ヨーロッパ外の公演は2週間が上限
3、ヨーロッパ内では、各週ごとに1〜2日は家族と過ごす
4、カウフマンの提案:4公演だけ歌ってもいい、リハーサル期間と大晦日ガラには参加しない。HDシネマには出ても良い。今回の提案はゲルプにとっては許容できる程度を超えていたので、グリゴーロを雇った。(メトのギャラは$17,000/1公演、リハーサル中は、約$2,000/1週間)

以上のような内容です。

 ということは、ヨーロッパ外では、オペラの出演はまず無理でしょう。

Jonas Kaufmann: A Tenor in Demand, Now in Short Supply
(2017.3.9)

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◎3月4日「ウェルテル」最終公演、ライブ放送の幕間インタビューでグリゴーロが「トスカ」について話しています。「2019年にロールデビューの予定だったのでプランの変更をせまられたが、チャンスをもらえて嬉しい.....カヴァラドッシを歌うことは、ローマでパヴァロッティとトスカの舞台にパストレッロ役で出演した時からの夢だった....」と。



 グリゴーロは、昨年の12月31日から3月4日までメトの公演「ロメオとジュリエット」と「ウェルテル」に出演、リハーサルを含めると4ヶ月以上ニューヨークに滞在したわけですが、これってトップレベルのオペラ歌手の宿命、クリスマスもお正月も自宅で家族と過ごしたいのであれば、劇場の専属歌手になるか、最初から、この期間は歌わないことを周知しておくことが必要でしょう。それを発表後2週間経って、キャンセルって......まあ、どうでもいいですけど...開いた口が...です。
 カウフマンのファンにとっても今回のキャンセルは残念なことのはずですが、中には大晦日に歌いたくないのは当たり前だとか、カウフマンならあの大きな劇場を満席にできるからといって、9回も歌わせるのは異常なことだ、とメト側を非難していますが、この大晦日ガラって、メトではかなり前からやっていて、今回の「ロメオとジュリエット」も9公演ですし、同じドイツ出身のダムラウは、2年連続(真珠採りとロメオ)で出演しています。カウフマンは、以前も「この時期家族と居たい....」という理由で公演をまるまるキャンセルしたことがありますが、その時は6月でした。
ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表)
(2017.3.5)

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 2月15日に発表されたメト来シーズンの「トスカ」から、カウフマンが降りることが発表されました。そんな理由ならシーズン発表前に出られないって言えるでしょ.....の一言につきるわけですが.....

理由:
personal life and professional obligations

"I feel that I cannot allow myself to have such long periods away from my family at this time," he said in a statement issues through his agents. "I look forward to returning to the Met in the near future. I also look forward to my appearances at Carnegie Hall next season in a recital (1/20)and as soloist (4/12)with the Boston Symphony."


werther1314.03.jpg →  →  →  → gri_werther2017met_20-db4e7.jpg

 ちなみにカウフマンは、メトでは2014年「ウェルテル」(今グリゴーロが歌って、好評を博している)が最後で、その後の「カルメン」「マノン・レスコー」は健康上の理由で降板しています。
 2017年10月28日パリの「ドン・カルロ」最終公演以降オペラの公演は白紙状態なので、今後のスケジュールによっては、更なる真相が明らかになる可能性もあります。

1、よくあるのは、他の劇場の公演に乗り換え
  (可能性としては、スカラ座の開幕公演が「アンドレア・シェニエ」ですから、可能性ゼロとは言えない。ペレイラの発表では、ネトレプコ夫婦だそうですが、タイトルロールは、マッダレーナではなく、シェニエですし、シェニエがネトレプコの夫というのはいかがなものか....と私は思っています)
2、トスカは飽きたし、新しいものを歌いたい....第二のドミンゴになりたい
3、長期間(4〜6週間)のリハーサルを要求されない劇場を優先する
4、知名度も上がったし、今後は実入りのいいコンサート中心でいく
5、ファミリーが子供たちのことかどうか分からないが、彼女Christiane Lutzが関係している公演に出たい
6、その他

参考記事:今のところNYTimesの記事とAP通信の記事が配信されている
Jonas Kaufmann Withdraws From Met Opera’s ‘Tosca’
Tenor Jonas Kaufmann Cancels at Met Opera Yet Again
 ゲルプは、万一に備えて(そうでしょうね、カウフマンはあてにできない)、グリゴーロに、トスカを歌うつもりがあるかどうかは打診していたそうです。グリゴーロは、2018年または2019年にROHでロールデビューするつもりでしたがどうなるんだろう。ゲルプに恩を売っておいて、ウェストサイドをメトでって話が実現したりして.......

関連記事:
メトの「ウェルテル」:ヴィットリオ・グリゴーロ(2017年)とヨナス・カウフマン(2014年
メト2017−2018シーズン発表 (2017.2.15) ☆一覧表
ヨナス・カウフマン:復帰後。。。 ☆パリ「ローエングリン」復帰 (2017.1.18) ....
ヨナス・カウフマン プライヴェートな理由で6月12〜23日のスカラ座「カヴァレリア」出演取り消し(2015.3.5発表)


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「1990年、ローマ歌劇場は《トスカ》の3幕のために牧童を必要としていた。ヴァチカンが、たまたまヨハネパウロ2世にコーヒーを持って来たシスティーナ聖歌隊のソリスト、ヴィットリオ・グリゴーロを提供した。」Opera News”2010年9月号ヴィットリオ・グリゴーロの特集記事から



関連記事:
1990年ローマ歌劇場《トスカ》13才のグリゴーロ(羊飼いの少年):パヴァロッティ感激
13才のヴィットリオ・グリゴーロ"パヴァロッティーノ"の新聞記事


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